新たな食文化を育む瑞陵高校と麩柳商店の連携授業
1877年創業の生麩製造業者、麩柳商店が愛知県名古屋市で展開する特別授業は、昨年に引き続き瑞陵高校の食物科の生徒たちとのコラボレーションによってスタートします。この授業は、生麩という伝統的な食材をリメイクし、現代的な料理に応用することを目的としています。
2025年の9月24日に開始するこの取り組みでは、昨年度の成功を踏まえて、今年度は「生麩 × 名古屋めし」というテーマが掲げられています。生徒たちは、このテーマを元に新しくコラボメニューを考案する予定です。
昨年度の取り組み:過去の学びと実績
昨年度の授業では、生徒たちが生麩の歴史や製造方法を学び、その知識をもとにオリジナルレシピを考え出しました。調理実習では自らの考案したレシピを実際に試食し、その後人気投票を行うという工程を経て、高い評価を受けました。中でも「おふきんぴら」や「もちもち抹茶麩ドーナツ」など、多彩な料理が生まれ、地域食文化の重要性を再認識する機会となったのです。
実際の授業では、グルテンというお麩の主原料に触れる体験を通じて、その特性を学ぶセッションや、試食を通して生麩の魅力を実感するなど、食育と地域文化の融合が図られました。
今年度の展望:新しい挑戦
今年度の授業では、地域の代表的な料理である名古屋めしとの掛け合わせが新たな学びのテーマとなり、生徒たちが調理実習やメニュー考案を展開します。座学を通じて生麩の深奥をより理解し、その後の実践に繋げることで、より実践的な学びを得ることができます。
11月には考案したメニューの調理実習を行い、12月には校内で試食と販売のイベントも予定されており、実社会との結びつきを深める経験が得られます。この一連の活動によって、生徒たちが地域の伝統食材に触れるだけでなく、その価値を再発見することが期待されています。
取材機会について
この取り組みは、特に「若い世代による地域食材の再発見」や「伝統産業の未来像」という観点からも非常に注目されています。初回の授業は9月24日から始まりますので、多くのメディア関係者に取材の機会を提供し、この新たな食文化の芽生えを広く紹介することができればと思っています。
取材を希望される方は、麩柳商店の担当者までご連絡ください。今後も継続的に取材の機会を設け、多くの方々にお伝えしていきたいと考えています。
担当者連絡先
【本件に関するお問い合わせ】
ぜひ新たな食文化の進化にご関心をお寄せいただき、取材にご参加いただけますと幸いです。