LYZONのデザインシステムに関する新しい動き
株式会社LYZONは、東京・文京区を拠点に、最新のデザインシステムを公式に発表しました。これは、Figmaを基盤としたもので、デザイナー、エンジニア、ディレクター間の共通理解を促進するための新しい試みです。今回の取り組みは、デジタルサービスの高度化が進む中で、デザインと実装の整合性を高め、開発の効率を向上させることを目指しています。
背景
現在のデジタル業界では、Webサイトやアプリケーションに要求されるUIの品質が非常に高まっています。しかし、実際の現場では、デザインと実装の間にズレが生じたり、プロジェクトごとのガイドラインが異なったりすることが多く、作業の非効率が生じています。このため、各企業が独自のデザインシステムを構築する動きが広がってきました。
LYZONの取り組み
LYZONはこれまでに、多くのWebアプリケーションやWebシステムの開発を手がけてきました。その中で蓄積されたUI設計のノウハウを活用して、今回のデザインシステムを形式知化し、標準化することに成功しました。このシステムは、単なる「ガイドライン集」ではなく、しっかりとした「設計思想」を土台として据えています。
プロジェクトは、約1年かけて社内のデザイン、開発、ディレクションの各チームによる協働で構築されました。その結果、以下の3つの特徴を持つデザインシステムが完成しました:
1.
FigmaベースのUIコンポーネントライブラリ
よく使われるボタンやフォーム、ナビゲーションといったUIパーツを体系的に整理し、各コンポーネントに複数の表示状態を定義しています。これにより、再利用が可能な柔軟なコンポーネントとして作成されています。
2.
デザイン原則とトーン&マナーの明文化
カラーやタイポグラフィ、アイコンのガイドラインを一貫して提供することで、デザイナー同士の認識を統一し、レビュー回数を減少させる効果が期待されています。
3.
開発との接続を意識した仕様設計
CSSクラスやフレームワーク実装を考慮したコンポーネント設計がなされており、開発現場での活用もスムーズに行えます。
これらの特徴により、LYZONのデザインシステムは非常に実用的な資産として機能します。詳細は
こちらのリンクから確認できます。
今後の展望
LYZONは、このデザインシステムを使用し、お客様のシステム構築を支援することを目指しています。そして、ブランドイメージや開発効率の向上を図ることで、より良いユーザー体験を提供する計画です。今後もデザインシステムを常にアップデートし、社内プロジェクトへの適用を通じてフィードバックを反映していく意向があります。また、将来的にはStorybookの構築を進めることで、フロントエンドとの連携を一層強化し、アクセシビリティに配慮した機能も実装する予定です。
企業情報
伝統と革新を融合させたLYZONは、東京都文京区にて2007年から活動しており、Webサイトの構築や運用、コンサルティングを行っています。代表取締役の藤田健氏が指揮を執るこの企業は、今後の展開にも注目です。問い合わせは公式サイトまたは広報担当までどうぞ。