楽天ラクマがAACDプラットフォーマー正会員へ
楽天グループが運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」は、一般社団法人日本流通自主管理協会(AACD)にプラットフォーマー正会員として加盟しました。これにより、ブランド品の偽造品流通防止に向けた取り組みを一層強化し、より安心な取引環境を提供することを目指しています。
AACDとの連携
「楽天ラクマ」は、2023年8月に賛助会員としてAACDに加盟し、ブランド品の偽造品防止に貢献すべく活動を進めてきました。正会員に昇格することで、特別な勉強会や専門的なブランド品判定サポートを受けることが可能になり、偽造品の流入防止策を強化する体制が整います。
この新たなステータスは、「楽天ラクマ」が他のフリマアプリと異なる点を示しており、信頼性向上に寄与するものと期待されています。また、ユーザーに対してより良いサービスを提供することで、取引の信頼性も向上します。
偽造品防止の具体的取り組み
「楽天ラクマ」は、これまでも24時間365日のパトロール体制を敷くことで、ユーザーが安全に取引できる環境を構築してきました。出品商品の監視は検知システムや専門スタッフによって行い、通報に基づいても迅速に対応しています。さらに、出品者に対する審査も厳格に行い、登録情報の確認や過去の取引評価をチェックしています。
権利者との連携も強化しており、権利者が不正出品物に対して申立てを行いやすいプログラムも運用されています。これにより、不正商品の情報収集と迅速な対処が可能になっています。
特に注目すべきは、2024年1月から開始する「ラクマ鑑定サービス」です。このサービスにより、有名なリユースショップ・KOMEHYOが提供する無料の検査を利用することができ、検査結果が基準外の場合は購入代金が全額返金される仕組みも整っています。これにより、偽造品のチェックがより一層進むことが期待されています。
今後の展望
「楽天ラクマ」は、今後も取引の利便性や付加価値の向上を目指し、新たなECプラットフォームの構築に取り組んでいく姿勢を表明しています。個人や事業者が参加することで、より多様なサービスを提供し、リユース市場の健全化にも寄与していくことが求められます。
AACD事務局長の姉川博氏も、楽天ラクマの正会員加入を歓迎し、偽造品対策の強化を期待しています。これにより、CtoC市場及びリユース市場の健全化が進むと考えられています。
まとめ
「楽天ラクマ」は、今回の正会員加盟を通じて、プラットフォーマーとしての責任をより強く認識し、偽造品流通防止に向けた取り組みを強化していきます。この動きは、消費者の信頼を向上させ、安心して取引できる環境を作り出すことにつながるでしょう。今後の展開に注目です。