産業保健職向けライフライン「さんぽJOB」が開設
2023年、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントが新たに立ち上げた「さんぽJOB」は、産業保健領域に特化した求人サイトです。このサイトの目的は、企業と求職者がよりスムーズに出会える環境を提供し、産業保健の現場で直面している課題を解決することにあります。
当社はすでに2022年に、産業医や看護職をはじめ、心理職なども対象としたコミュニティサイト「さんぽLAB」を開設し、登録者は3,500名に達します。サイトの月間アクティブユーザー率は約40%と高く、情報交換やコミュニケーションの場としても機能しています。しかし、現場では人材の確保や早期退職といった問題が依然として存在します。このような背景から「さんぽJOB」の開設へと至ったのです。
「さんぽJOB」の特徴
この求人サイトにはいくつかの際立った特徴があります。
1. コスト削減
「さんぽJOB」では、顧客管理システムを活用して求職者データを正確に取得することで、採用コストを削減します。報酬は一律で、一般的な人材紹介費用の約50%という低価格を実現しています。
2. スピード採用
「さんぽLAB」との連携により、求人掲載から応募、採用までのリードタイムを劇的に短縮します。これまでの実績において、求人情報を掲載後、平均2週間以内に3.5名の応募があったことからも、スピード採用への期待が高まっています。
3. 即戦力人材の確保
「さんぽLAB」には90%以上の実務経験を有する会員がいるため、企業のニーズにマッチした人材と出会える可能性が高く、企業は即戦力を確保することができます。また、「さんぽLAB」の会員以外でも応募可能ですが、その際には学会への登録状況や産業保健に関する資格の入力を求め、応募者のスキルを確認する仕組みを整えています。
このような求人サイトの開設によって、企業は「採用要件に合う応募者が少ない」といった悩みや、「スピーディに採用したい」という要望に応えられ、より高品質な産業保健体制を構築できるようになります。
企業の背景
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントは、1995年に休職者の所得を補償する保険専業代理店として創業。2002年からは日本初のストレスチェックを導入し、従業員支援プログラムのサービスを提供し続けています。現在は、EAPや研修、健康経営の支援、就業障がい者支援、個人向け保険販売など多岐にわたる事業を展開。
「ウェルビーイング」と「ハピネス」を向上させることを企業の目標とし、今後も福利厚生や労務管理の支援などさらなる事業展開を計画しています。各種サービスのDX化を進め、業界内でのリーダーシップを発揮していくことで、より良い労働環境を提供することを目指しています。
「さんぽJOB」は、これまでの努力の成果を集約したプロジェクトです。企業と求職者が共により良い未来を築くための新たなステージが始まります。是非、産業保健業界の方々にご注目いただきたいと思います。