松江とRelicの連携
2023-08-31 13:39:02

松江市と株式会社Relicがつないだ新たなビジネスの未来と共創の可能性

松江市と株式会社Relicが連携協定を締結



2023年8月30日、松江市は株式会社Relicとの間で起業創業・新規事業開発に関する連携協定を締結しました。この協定の締結は、松江市が掲げる「MATSUE起業エコシステム推進事業」との連動を狙ったものであり、新規事業開発や人材育成を目的とした取り組みが進められます。

松江市とRuby City MATSUEプロジェクトの背景



松江市は2006年以降、プログラミング言語「Ruby」を軸にしたIT産業振興施策「Ruby City MATSUEプロジェクト」を推進してきました。このプロジェクトにより、産学官とエンジニアコミュニティが連携し、人材育成、企業誘致、および人材交流を進めてきました。さらに2022年には、新たに新規事業開発に焦点を当てた「MATSUE起業エコシステム推進事業」を開始し、Ruby City MATSUEをバージョンアップさせる計画を進めています。

Relic社の役割と実績



株式会社Relicは新規事業開発やイノベーション創出を支援する事業共創会社であり、過去8年間で4,000社以上の新規事業開発に関与してきた実績を持ちます。松江市内には「松江イノベーションスクエア」を設立し、中国地方のイノベーター人材を発掘・育成に寄与しています。

官民連携による起業環境の支援



協定の締結を受けて、起業や創業、事業承継に関する仕組みの構築が進められます。具体的には、以下のような協力内容が含まれています:
1. 起業・創業、人材育成のための仕組み作り
2. Rubyを活用した新たなビジネスの創出
3. 企業間の連携を通じた新規事業開発
4. 資金調達環境の充実

市長の期待とコメント



松江市長の上定 昭仁氏は、「Relic社との連携で、特に新規事業開発の議論が進んできたことを嬉しく思っています。この協定を通じて、松江が夢を実現できるまちへと進化していくことを期待しています」とのコメントを寄せました。

Relic社の島根支社長の見解



株式会社Relicの島根支社長、大西 圭佑氏は、昨年8月からの活動を振り返り、人口減少などの課題を抱える松江市が、産学官金が一体となって地域の課題対応に取り組んでいる姿勢に感銘を受けたと語っています。この協定を通じ、多様な挑戦を支える取り組みが加速されることが期待されています。

MATSUE起業エコシステムの進展



松江市では、2021年6月から起業に関するエコシステムの調査を開始し、2022年にはMATSUE起業エコシステム構想を策定しました。市内の支援機関や教育機関との連携を深め、新たな挑戦を支える仕組みを構築しています。このような取り組みにより、松江での新しいビジネスチャンスが創出されることが期待されています。

松江市と株式会社Relicの今回の連携が、地域の経済振興にどのように寄与するのか、今後の展開が楽しみです。

会社情報

会社名
MATSUE起業エコシステムコンソーシアム
住所
島根県松江市北陵町1テクノアークしまね内
電話番号
0852-60-7101

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