城西国際大学が誇るプロジェクションマッピングチームが栄冠を獲得
2023年11月15日、東京ビッグサイトで開催された「第10回 東京国際プロジェクションマッピングアワード」において、城西国際大学から出場した「すわたんJ」が見事最優秀賞を受賞しました。このイベントは、国内最大規模を誇るプロジェクションマッピングのコンペティションであり、今年のテーマは「voyage」。
「すわたんJ」は、在学生であるメディア学部3年の都所果恋さんと、卒業生の浅野圭佑さんから成るチームです。約3ヶ月間という限られた期間の中で、彼らは授業で培った創造力や技術を駆使し、観客を魅了する作品を完成させました。浅野さんはコロナ禍での大学生活を経て、4度目の挑戦で栄冠を手にしました。「僕たちの作品が最優秀賞を受賞できたのは、仲間のおかげだ」と語っています。
都所さんは、先輩の背中を見ながら成長してきました。今年で2回目の参加となり、得た経験を今後の創作活動にぜひ活かしたいと考えています。彼女は「このイベントでの経験を通じて、作品制作に対する熱意がさらに高まりました」と話しました。
プロジェクトの制作過程
今大会に関しては、参加者から応募された50作品のうち、厳選された23作品が上映され、その中から優れた作品が最優秀賞を受賞しました。特に、彼らの作品「-Flux-」は、高い技術力と新しい視点を持ち、審査員の目を引きました。作品は1分30秒の短編映像で、テーマ「Voyage」に基づき、普段は見れない世界への想像の旅を視覚的に表現しています。
この作品では、自動販売機の内部に潜り込み、コインが商品へと変わるまでの未知の旅を描いています。ビッグサイトの壁を隆起させるギミックや、滑らかなトランジションによる映像の流れが、観客に強烈な印象を与えることに成功しています。
従来の受賞歴と新たな挑戦
城西国際大学は過去にも数々の栄光を手にしてきました。2020年には優秀賞を受賞し、以降も毎年予選を通過してきました。今年で6年連続で合計8作品が決勝に進出しており、継続的な活躍を見せています。また、今回から学生以外の参加も可能となり、在学生と卒業生がチームを組む新しいスタイルが実現したことも評価されています。
このような環境が、次世代のクリエイターを生み出す土壌となっているのでしょう。今後もこの活動に注目し、多くの学生が新たな挑戦を通じて成長していくことを期待したいと思います。
今後のプロジェクトやアワードに参加する学生たちの活躍に注目が集まります。城西国際大学のメディア学部から新たに生まれるクリエイティブな作品に期待が高まります。