子ども主体のキッズフリマ
2024-08-21 15:51:12

子どもたちが主役!キッズフリマが18回キッズデザイン賞受賞

子どもたちが育む経済力「キッズフリマ」



NPO法人キッズフリマが運営する「キッズフリマ」が、最近第18回キッズデザイン賞を受賞しました。このイベントは、子ども達が自ら物を売買することでお金や経済について学べる体験型の教育プログラムです。大人の立ち入りを禁じ、子どもたち自身が主体的にコミュニケーションを取りながら、学びと楽しみを両立させることが理念となっています。

キッズフリマの活動内容



「キッズフリマ」は2006年からスタートし、全国各地で累計1,000回以上の開催実績を誇ります。これまでに23万人以上の子どもたちが参加し、彼らにとっての貴重な学びの場となっています。

イベントの性格上、参加者は主に小学生以下が対象で、出店するためには小学3年生から6年生でなければなりません。出店費用はたったの300円で、これは経費の勉強として設定されていますが、同額の参加賞も受け取れます。お買い物は参加費無料で、事前予約は必要ありません。

金融教育の重要性と未来の展望



今日の日本において、金融教育は依然として遅れています。お金に関する問題はしばしばタブー視され、金融リテラシーが低い状況が続いています。また、キャッシュレス化が進む中、現金の扱いに慣れていない子どもが増え、金銭感覚を深める機会が少なくなっています。これを受け、キッズフリマは現金ベースのやり取りを通じてお金の価値や使い方を学ぶ機会を提供しています。

参加者は、実際のお金を使って物を売ってみたり、購入したりすることで、お金に対する意識を育てていくのです。たとえ失敗があっても、それは学びの一部であり、彼らは前向きな観点からお金の扱いについて成長していきます。

学べるスキルは3つ



1. お金のリテラシー
本物のお金を使うことで商売の楽しさを体験し、経済や収支の理解を深めます。

2. リユース意識
自分にとって不要な物が他の誰かには価値があることを理解し、物を大切に使う意識が育まれます。

3. コミュニケーション能力
接客の基本である「見る、聞く、話す」を実際のやり取りを通じて学びます。値段交渉も貴重な経験です。

大人は見守る役に徹する



「キッズフリマ」では保護者は指定された場所から子どもたちの様子を見守ることができます。これにより、子どもたちは自らの判断で行動し、学ぶ機会が与えられています。事前には金融教育の専門家による講義も行われ、出店する子どもたちは「収支計算シート」を用いて自らの売上や経費を計算し、実践的な金融教育を受けることができます。

今後の活動予定と参加可能なイベント



「キッズフリマ」は毎月全国各地で開催されており、今後も多くの場所で新しいイベントが予定されています。例えば、2024年8月には福岡市のJR博多シティや、石川県金沢市の産業展示館での開催が決まっています。

これからも多くの子どもたちが、楽しく学びながら経済について理解を深めていくことを期待しています。

詳細なスケジュールや予約については、キッズフリマの公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
NPO法人キッズフリマ
住所
東京都中野区弥生町4-3-9
電話番号
03-3384-0675

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