アビタス、新基準に基づくCIA試験の新教材を発表

アビタスの新しい内部監査教材

株式会社アビタスは、国際資格講座を展開する企業であり、特に内部監査の分野で重要な存在です。最近、アビタスはグローバル内部監査基準（Global Internal Audit Standards）に完全に準拠した新しいCIA試験教材を発表しました。これにより、受験者に向けた学習のサポートが一層強化されることとなります。

新教材のリリース日として2025年4月が予定されており、同年7月から新たに開始されるCIA試験に備えています。アビタスは業界内でも素早く対応し、受験者の円滑な学習環境を提供します。

内部監査の重要性

近年、企業におけるコーポレートガバナンスが極めて重要視されるようになり、内部監査の意義はますます高まっています。この背景には、透明性と健全性を確保するための国際基準に基づく体制の構築が求められていることがあります。アビタスがリリースする新教材は、こうしたニーズに的確に応えるものです。

グローバル内部監査基準の変化

具体的に新基準では、本来の属性基準と実施基準の二つの大きな要素が設けられ、さらにそれを5つのドメイン、15の原則、52の具体的な基準に分けています。特に注目すべきはドメインⅢにおける「内部監査部門へのガバナンス」の追加です。これは、取締役会が内部監査部門の運営において重要な役割を果たすべきであることを示しており、内部監査部門長が取締役会および幹部との円滑なコミュニケーションの基盤を築くことが求められています。

内部監査資格の新たな要求事項

新基準に則った教材は、内部監査部門長に対する新たな要求事項も含まれています。ここでは、内部監査の役割や権限を文書化し、取締役会の承認を得ることが求められます。この仕組みは、企業全体の内部監査機能の強化を目指しているのです。

教材の内容と提供方法

CIA試験はPart1からPart3の3部構成で、アビタスの教材もこの構成に従っています。新教材は、最初に全Part分の電子テキストを4月に、続いてPart1の紙テキストをリリースします。その後、Part2とPart3の紙テキストも5月に順次提供される予定です。

さらに、アビタスのライブ講義も5月に開始される予定ですが、すでに過去の講義動画も視聴可能となっており、受講者はすぐに学習を開始することができます。これにより、受験者は待つことなく、早期に学習を進められるのです。

アビタスのガバナンス系国際資格プログラム

アビタスでは、CIA（公認内部監査人）資格以外にも、CISA（公認情報システム監査人）やCFE（公認不正検査士）などの国際資格取得もサポートしています。特にCIA資格は、国内外における企業価値向上のための知識を提供しており、現在までの累計合格者数は4,825名を超えています。企業がコーポレートガバナンスを重視する中で、これらの資格はますます価値を増しています。