株式会社ニフコ、越境学習で得た成果
神奈川県横須賀市に拠点を置く株式会社ニフコは、2025年のHR's SDGsアワードでグランプリを受賞しました。これは、同社が独自に導入した越境学習プログラム「複業留学」や「越境サーキット」、そして社内SNS「Teamlancerエンタープライズ」がもたらした成果です。これらの取り組みは、組織内の風土改革を目的としており、特に「本音で語れる場づくり」の分野での最優秀賞を受けています。
受賞の背景と意義
受賞の理由として挙げられるのは、一人の越境者から始まった行動変化の連鎖です。「越境フォロワー」という新たな学びのコミュニティが形成され、これが組織全体に広がることで持続可能な成長が実現しました。このモデルは、企業が将来的に求められる柔軟性や適応力を生む可能性に満ちています。
具体的には、越境学習を通じて得た知識や経験が、「Teamlancerエンタープライズ」というプラットフォーム上で共有され、組織内のトランザクティブメモリーが形成されました。このような知識の共有は、自律的な学習が根付く組織文化を生むための重要な要素とされています。
越境学習の取り組み
株式会社ニフコは、2020年5月から「Teamlancerエンタープライズ」を活用しています。このプラットフォームでは、全ての人材育成プログラムが登録され、活性化が図られています。初めての導入時には26名で始まったこの取り組みは、今や全社1500名の従業員に広がりを見せています。
越境学習プログラムには、
- - 複業留学:週1回、ベンチャー企業の課題解決に取り組む3ヶ月の越境型研修。
- - 越境サーキット:異業種混合のチームでスタートアップの課題に挑むプログラム。
といった内容が含まれ、これによって従業員が自分の学びや変化を可視化できる環境を提供しています。
今後の展望
ニフコが導入している越境学習プログラムは、様々な企業にとってのモデルケースとなりえます。特に、組織内の風土改革や人材育成において、他企業もこれに続く動きが期待されています。新しい価値観やチャレンジ精神を持つリーダーたちが生まれることで、企業全体の成長に繋がる可能性があります。
参考記事
詳しくは
こちらでご覧ください。また、関連するインタビュー記事や「Teamlancerエンタープライズ」の導入事例についてもぜひご覧ください。
このように、株式会社ニフコの取り組みは社員一人ひとりの成長を促すだけでなく、企業全体の風土改革にも寄与しています。今後の成長と成果が楽しみです。