e-メタンと万博
2024-09-25 15:38:19

大阪・関西万博で実現するe-メタンの環境価値管理プラットフォーム

歴史的な取り組み:大阪・関西万博でのe-メタン実装



2024年4月1日、e-メタンとバイオガスの環境価値を証書として管理する新たな制度が始まります。この背景には、クリーンガス証書という形で、電力分野での非化石証書の運用に続く形で、ガス分野でも同様の取り組みが必要とされていることがあります。これに伴い、環境価値の取引や管理を行うためのデジタルプラットフォーム「CO2NNEX®」の重要性が増しています。

使用機能と目的


CO2NNEX®は、e-メタンの製造過程で必要なデータ(例:製造量や原料となるCO2、H2の量など)を管理する機能があります。さらに、e-メタンやバイオガスによって創出された環境価値を適切に管理し、移転するための機能も搭載予定です。これらの機能の実装には、一般社団法人日本ガス協会からのサポートを受けています。

万博での実証プロジェクト


大阪・関西万博の開催期間中、大阪ガスは会場内の迎賓館を含む様々な施設に対して「会場内で製造するe-メタン」や、「環境価値を付与した天然ガス」を供給する計画です。この取り組みを通じて、e-メタンの利用実証に関するデータ管理と、環境価値の円滑な移転を実施。これによって、万博全体のカーボンニュートラル化を推進します。

将来への展望


大阪ガスは、2030年までに提供する都市ガスの1%をe-メタンで賄うことを目指しています。また、環境価値の取引量は今後著しく増加すると見込まれており、そのための属性データや環境価値管理を行うプラットフォームの需要が高まっていくでしょう。将来的には、e-メタンだけでなく、他のカーボンリサイクル燃料、例えばe-fuelやSAF、グリーンLPGの導入も検討されています。

CCUとCCSの技術革新


加えて、CCU(CO2の回収・利用)およびCCS(CO2の回収・貯留)といった新しい技術の実用化が進む中、CO2の流通管理を行うCO2NNEX®の役割も重要性を増しています。このプラットフォームは、日本国内に留まらず、アジア諸国への展開も目指しており、国際的な視点からも期待されています。

大阪ガスと三菱重工の取り組み


大阪ガスと三菱重工は、「CO2NNEX®」の開発と商用化を通じて、e-メタンの社会実装促進に寄与しています。これは、エネルギー転換を進め、持続可能なカーボンニュートラル社会の実現に向けた大きなステップです。両社は技術革新を背景に、利用する全ての人々や企業の未来を見据え、気候変動や社会課題に対する解決策を展開していくことで、持続可能な発展に寄与し続けることを目指しています。

まとめ


大阪・関西万博でのe-メタン実装は、新たな環境価値管理のモデルとなることでしょう。CO2を再利用する取り組みやデジタルプラットフォームの活用が、持続可能な未来を形作る上で重要な要素であることは間違いありません。これらの取り組みが成功すれば、世界中への影響を持つ可能性も秘めています。


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会社情報

会社名
Daigasグループ
住所
大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号
電話番号

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