虫の鳴き声で「聞こえる」を楽しく学ぶ
2024年8月8日、静岡県駿東郡にある静岡ガスエネリアショールーム柿田川にて、株式会社メガネトップ主催の「よるの むしのね ずかん」ワークショップが開催されました。このイベントは、大人も子どもも一緒に楽しみながら、「聞こえること」についての理解を深めることを目的としています。
ワークショップの概要
参加者は大人9名、子ども12名の計21名。彼らは虫の鳴き声の特徴を学び、実際にその声を聞き分ける体験をしました。特に「むしのね かるた」というゲームでは、虫の鳴き声やそのシルエットを見ながらカードを取る形式で、子どもたちからは「この声、聞いたことある!」といった元気な反応が飛び出しました。
このゲームを通じて、虫が伝えたい情報にはその種類や特徴、そして鳴き方が存在することを学びました。子どもたちの中には「スズムシ!」と正解を叫ぶ姿もあり、大人たちもまた新たな発見を得ることができました。「大人には聞こえない虫の音があるとは知らなかった」という声も聞かれ、参加者全体の「聞こえること」への関心が深まったようです。
ワークショップのプログラム
ワークショップは2部構成で行われました。
第1部:虫の声の不思議に迫る体験
このパートでは、講師を務めた眼鏡市場の担当者が虫の鳴き声を題材にしたクイズやゲームを通じて、聴力が年齢や個人によって異なることを体験しました。また、実際の虫の鳴き声を聴き、どのように音が聞こえるのかを体感しました。
第2部:風鈴作り
参加者はオリジナルの風鈴を作る体験もしました。静岡ガスの協力のもと、夏の音色をテーマにした風鈴作りは、子どもたちにとっても楽しいアクティビティとなりました。
開催の背景と目的
人は年齢が進むにつれ、高音が聞こえづらくなるという現象があります。この聴力の変化は徐々に進行するため、気づかないうちにコミュニケーションに影響を与えることも。そこで、メガネトップでは「聞こえること」の重要性を認識してもらうために、このワークショップを開催しました。
『よるの むしのね ずかん』は、虫の鳴き声を通じて聴力をチェックするための冊子で、参加者はこの資料を元に音の違いを体験し、虫の生態も学びました。
この取り組みは、虫がなぜ鳴くのか、どのように音を出しているのかといった生態についても楽しく学ぶ機会として位置付けられています。今後は、県外でのワークショップ開催や『よるの むしのね ずかん』のパネル展示も計画しているとのことです。
まとめ
「聞こえること」は私たちの生活にとって非常に重要な要素ですが、特に年齢を重ねるにつれてその感覚が変化することを肝に銘じる必要があります。このワークショップを通じて、参加者の皆さんは楽しく学びながら、それぞれの「聞こえ」を見つめ直す機会を得られたことでしょう。関心が高まったこの経験が、今後の日常生活においても役立つことを祈っています。今後もメガネトップは、健康や暮らしに寄り添った取り組みを行っていくことでしょう。
興味のある方は、メガネトップの特設サイトやウェブサイトも是非ご覧ください。