秋田県の高校生と大学生が開発した新スナックサンドの魅力とは
2024年10月1日、秋田県大仙市と埼玉県伊奈町に拠点を置く教育機関が協力し、新たなスナックサンドが誕生します。その名も『スナックサンド比内地鶏の親子丼味』。フジパン株式会社と秋田県立大曲農業高等学校、日本薬科大学の連携による商品開発は、多くの人々の注目を集めています。
共同プロジェクトの背景
このプロジェクトは2023年9月に始まり、秋田県の地元高校生と大学生が協力して行われました。声を掛けたのは日本薬科大学で、彼らは大曲農業高等学校の学生と共に新商品の開発に取り組みました。両校の学生たちは、パッケージデザインや試作の段階で意見を出し合い、フジパンがそれに応じて改良を加えました。約1年間の努力の末、秋田県特産の「比内地鶏」を使用したスナックサンドが完成したのです。
スナックサンド比内地鶏の親子丼味の魅力
この新商品は、比内地鶏のひき肉を使用した鶏そぼろとタマゴを組み合わせ、親子丼をイメージした味付けが特徴です。そのコクと旨味が際立つスナックサンドは、秋田県にかほ市の日南工業株式会社の『比内地鶏つゆ』を調味料に使用しています。これにより、地元の特産品を存分に生かした商品が仕上がりました。
スナックサンドの食感も特筆すべき点です。しっとりとした食パンの中に、鶏そぼろとタマゴの絶妙なバランスが、和のテイストを絶妙に表現しています。また、パッケージデザインには、大曲の花火をイメージした華やかなデザインが施されており、地域の魅力を引き立てています。
参加した学生たちの感想
プロジェクトに参加した大曲農業高等学校の生徒たちは、自らのアイデアが形になる喜びを感じています。「このパンを通じて秋田県を宣伝できることが嬉しい」、「共同で商品を開発できたことは良い経験になった」と、多くの感想が寄せられました。
一方、日本薬科大学の学生も、「ボリューム感のある、美味しいサンドが完成した」と自信を持って語り、パッケージのデザインにもこだわったことを挙げました。試食を重ね、学生たち自身の好みに仕上がったことで、より愛着が湧いているようです。
プロジェクトに関わる機関の声
秋田県立大曲農業高等学校の校長、坂本寿孝氏は、「地域の素材を使った新商品を開発できたことに感謝しています」と述べ、地域経済の活性化に向けた取り組みを強調しました。
日本薬科大学の学長、都築稔氏も、「地域との連携商品開発は4回目の取り組みであり、これからも学生たちと共に新たな価値を創出していきたい」と意気込みを語っています。
商品概要と販売情報
- - 商品名: スナックサンド比内地鶏の親子丼味
- - 製造: 株式会社東北フジパン(宮城県岩沼市)仙台工場
- - 価格: オープン価格
- - 販売期間: 2024年10月1日(火)〜31日(木)
- - 販売地域: 東北6県、関東一部、静岡、長野、新潟の16都県
- - 販売店: スーパー、ドラッグストア等(取り扱いがない店舗もあります)
フジパンの公式ウェブサイト(
https://www.fujipan.co.jp/)やSNSを通じても情報を発信予定です。地域との強い結びつきを持つこの商品は、秋田県の味を広めるとともに、地元経済の活性化へとつながっています。この機会に、ぜひ『スナックサンド比内地鶏の親子丼味』を味わってみてください。