北海道赤レンガ建築賞第38回受賞作品が発表されました
令和7年度(第38回)を迎える北海道赤レンガ建築賞の受賞作品が発表されました。この賞は1988年に始まり、札幌を中心に北海道内で4年以内に完成した、地域社会の発展に寄与する革新的な建築物を称えるものです。この度、応募された20作品の中から、特に優れた作品が選ばれました。
受賞作品一覧
【北海道赤レンガ建築賞】
小清水町防災拠点型複合庁舎ワタシノ
- - 施工年:令和5年(2023年)3月
- - 建築主:小清水町
- - 設計者:株式会社アトリエブンク、株式会社山脇克彦建築構造設計
- - 施工者:北興・早水・斜里JV、エスケー・富樫JV、そうけん・東海林・長屋JV
この防災拠点型の複合庁舎は、地域の安全を守るための重要な役割を果たすだけでなく、住民が集い、交流できるスペースを提供しています。そのデザインは、地域の特性と防災機能を融合させたもので、訪れる人々に開放的な印象を与えます。
撮影:(c)Ikuya Sasaki
【北海道赤レンガ建築奨励賞】
1.
東神楽町複合施設はなのわ
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施工年:令和6年(2024年)3月
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建築主:東神楽町
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設計者:株式会社藤本壮介建築設計事務所、ドーコン・創明建築設計事務所JV
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施工者:橋本川島・西山・大洋・高橋JV
この施設は、地域住民が利用できる多彩な設備を備え、コミュニティの核となるべく設計されています。周囲との調和を図るため、自然光を活かした開放的な空間が特徴です。利用者が心地よく過ごせる、居心地の良い空間が提供されています。
2.
LUPICIAニセコヴィレッジ新本社棟
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施工年:令和5年(2023年)2月
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建築主:株式会社ルピシアトレーディング
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設計者:有限会社ナスカ
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施工者:大成建設株式会社札幌支店
新しく建設された本社棟は、企業の発展を象徴する現代的なデザインが特徴で、地域のランドマークとしても注目されています。内部は効率的なレイアウトが施されており、社員の働きやすさにも配慮されています。
撮影:淺川 敏
表彰式について
受賞者への表彰式は、令和8年(2026年)1月22日(木)13時30分から、北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)2階Aホールにて行われます。受賞者や関係者が一堂に会し、受賞の喜びを分かち合う貴重な機会となるでしょう。
お問い合わせ
この件についての詳細は、北海道建設部住宅局建築指導課までお問い合せください。
素晴らしい建築物が次々と誕生し、地域社会の活性化に寄与していくことに期待が寄せられます。今後の展開が楽しみです。