新センター開設
2025-05-27 15:49:37

メディセオが新たに「メディカル流通センター神戸」を開設、物流の最適化を加速

メディセオが新たな物流拠点を創設



2018年に厚生労働省が定めた「大分流通ガイドライン」(GDP)に準拠した医薬品の適正流通を目指し、株式会社メディセオは兵庫県加東市に新たに「メディカル流通センター神戸」を開設しました。このセンターは、製薬企業からの商品の受注・保管・管理・出荷等の物流業務を専門に行うもので、企業が今後期待する医療と健康、美の流通を支える重要な機能を果たします。

中央区に拠点を構えるメディセオは、今回の投資に約64億円を見込んでおり、すでに稼働中の東京、広島に続く3つ目の拠点となります。このセンターは2024年1月まで稼働していた西日本物流センターをフルリノベーションしたもので、高水準の物流機能を持つだけでなく、環境への配慮も徹底しています。

効率化とサステナビリティへの取り組み



新たな物流拠点は、近年求められる物流の効率化に応えるため、製薬企業と医療機関、保険薬局、患者までのサプライチェーン全体の最適化に取り組んでいます。具体的には、各製薬企業のニーズに応じた運用マニュアル(SOP)を整備し、温度管理や衛生面において適切な保管・管理を行う体制を構築しています。

さらに、将来的な労働人口減少に備えて自動化設備を導入し、人手を必要としない無人搬送車(AGV)やロボットによる自動出庫システムを採用しています。これにより、効率性を高めつつ、作業者の負担を軽減し、よりスマートな物流オペレーションを実現しています。

環境への配慮



このセンターでは、保管・輸配送の共同化を進めることで輸送車両の運用効率を向上させ、温室効果ガスの排出削減にも寄与します。また、入荷予約管理システムを導入することにより、トラックの待機時間を短縮し、物流全体のスムーズな運営を実現しています。

加えて、MRC神戸は全ての保管温度帯に対応しており、地震時にも機能を維持できる免震装置を導入するなど、災害時にも止まらない物流を提供するための体制が整っています。これにより、医療現場で求められる迅速な供給体制の確立が期待されます。

未来の展望



メディセオでは、新たに設立した「メディカル流通センター神戸」と全国の13拠点に設置された高機能物流センター(ALC)をシームレスに結合し、製薬企業から最終的な利用者である医療機関や患者へのサプライチェーンの全体最適化を図ります。これにより、医療の質を向上させ、より多くの患者への貢献が可能になることを目指しています。

今後も、メディセオは医療と健康の分野において、持続可能な発展を共に目指して邁進します。メディカル流通センター神戸の稼働は2025年10月を予定しており、これからの展開に大いに期待が寄せられています。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社メディパルホールディングス
住所
東京都中央区京橋三丁目1番1号
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 兵庫県 物流 医療 加東市 メディセオ

Wiki3: 兵庫県 物流 医療 加東市 メディセオ

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。