株式会社大幹が示す新しい建設業の働き方
2025年11月1日、株式会社大幹は一般財団法人日本次世代企業普及機構(ホワイト財団)からホワイト企業認定を取得しました。この認定は、厳格な審査基準に基づき「家族や社会に応援される企業」を評価するもので、全国で累計607社がこの栄誉を享受しています。
働き方の革新:ノー残業デーと130日の休日
建設業界には「残業や休日出勤が当たり前」という先入観が根強くありますが、大幹はこの常識を見直しました。「頭を使って働く」という文化を根付かせることで、時間と成果を最適化する新たな働き方を作り出しています。
具体的には、月・水・金曜日をノー残業デーに設定し、年間休日130日を実現しました。この労働環境は、ワークライフバランスを改善しながら、社員が長く働きやすい条件を提供しています。健康経営や労働法の遵守といった要素も含めて、企業全体の財務体質を健全に保ちつつ社員の幸福度を高めています。
幸福度No.1を目指す組織文化
大幹の特徴的な点は、社内にスポーツジムや多彩な部活動を設け、交流機会を広げているところです。ここでの「社員幸福度No.1企業」の理念は、単なる数字の追求ではなく、日常の職場環境に根付いています。社員が自らの意見をもとに制度改善を進める「もっとよくしよう会議」や経営層との相談の場も設けられており、働きやすさを絶えず進化させています。
人材育成の新しい取り組み
人材育成の面では、大幹は従業員のやる気を引き出すことを重視しています。新入社員研修、メンター制度からOJT制度、資格取得支援に至るまで、多様な支援策を用意しており、成長意欲のある社員が自らの技能を存分に発揮できる環境を整備しています。また、努力に応じた評価制度が採用されており、社員は日々の業務が正当に評価されると感じることができます。
豊富な福利厚生
福利厚生も充実しており、独身寮や社員食堂の完備、社内ジム、サークル活動、さらには国内外の社員旅行などが盛り込まれています。特にスポーツ部活動や社員旅行においては、宮古島やグアム、セブ島などのビーチリゾートを舞台にすることが多く、忙しい業務の合間に心身ともにリフレッシュできる機会を提供しています。こうした取り組みは、組織内に派閥やいじめがない風通しの良い文化を作り出しています。
社員の声を取り入れた運営
大幹の制度は、全て経営陣のトップダウンではなく、社員の声を反映したものです。例えば、業務に必要な備品は全て会社から貸与され、従業員は安心して自らの業務に集中できる環境が整っています。また、野球部「DK・FUGA」の活動など、レクリエーションも充実しています。
小迫尊光氏の思い
代表の小迫尊光氏は、「社員が幸せであることが、会社と社会を前に進める力になる」と信じ、建設業のイメージを変えています。「考える力を磨くことで生産性が上がり、安全性が向上し、誇りを持てる仕事ができる」と語り、今後も組織としての成長と発展を続ける意志を示しています。
未来へ向けた取り組み
株式会社大幹が進める働き方改革や人材育成、そして具体的な組織文化の在り方は、他の多くの企業にとっても示唆に富むものです。「社員の幸福が企業の力になる」という信念は、さらなる持続的成長へとつながるでしょう。今回のホワイト企業認定も、この理念に共感する形での評価の一つです。
最後に
株式会社大幹が打ち出す新たな働き方モデルは、建設業界に革新をもたらし、さらには他業種にとっても良い手本となることでしょう。今後の展開に期待が寄せられています。