海鮮丼の人気上昇
2025-03-10 11:24:13

海鮮丼が握り寿司に迫る人気の理由とその魅力とは?

近年、外食トレンドがシフトを見せている中で、「海鮮丼」の人気が高まっています。株式会社リクルートが実施した調査によると、外食市場における海鮮丼がもちこたえ、握り寿司に迫る勢いを見せています。この調査は、全国の20代から60代の男女に対して行われたもので、その結果は非常に興味深いものでした。

最初の調査結果として、同じネタと同じ価格であれば、食べたいと思うメニューの選択を問いかけたところ、「握り寿司」が49.8%という高い支持を得ました。次点には38.5%の支持を得た「海鮮丼」、さらにはちらし寿司が11.7%と続きました。この結果からも、海鮮丼と握り寿司の人気が拮抗していることが伺えます。

調査によれば、海鮮丼を注文する際のご飯に関する好みでは、「酢飯」が68.4%と過半数を占め、白米を選んだ人は31.6%に留まるという結果になりました。これは、海鮮丼がしっかりとした味付けを求める傾向があることを示しています。また、海鮮丼の提供が、手軽に楽しめるものであった時代から変化し、今や特別な機会に食べる「ハレの日」の料理として位置付けられるようになりました。

さて、続いては調査を行ったホットペッパーグルメ外食総研の研究員による見解です。海鮮丼が握り寿司に迫る人気を持つ理由として、調理の手間が少なく、テイクアウトとしての利便性が高いこと、インバウンド需要の影響で海外からも注目されていることを挙げています。特に、5,000円以上の「インバウン丼」がSNSやテレビで話題になっている背景には、物価高の影響があると考えられています。

実際に、海鮮丼にかける予算を見てみると、実際に支払った最高金額が2,000円から3,000円未満の方が24.9%を占めており、意外にも高めの価格帯が選ばれていることがわかりました。一方で、出してもよい金額としては1,000円から1,500円未満が最多(27.1%)となり、需要の変化を如実に示していると言えるでしょう。このギャップが、今後の海鮮丼の価格帯に影響を与えることになるのかもしれません。

また、海鮮丼に入っていてほしい具材の調査も行われたのですが、男女で好みが大きく違っていました。男性の間で人気だったのは「まぐろトロ」で61.1%を集めたのに対し、女性に人気だったのは「サーモン」で65.8%でした。この違いは、海鮮丼を楽しむ際の感情的な要因や個々の好みに影響しているのかもしれません。

リクルートのホットペッパーグルメ外食総研では、外食トレンドに関するリアルな声を集めて発表しており、今後も様々なデータを基にした情報を届けていくことでしょう。外食の新たなトレンドとして海鮮丼がどのように進化していくのか、今後の動きに大注目です。


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会社情報

会社名
株式会社リクルート
住所
東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー
電話番号

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