徳洲会とインドネシアの医療
2023-12-13 14:18:35

徳洲会、インドネシアに循環器病センターを建設し医療協力の強化へ

徳洲会がインドネシアに新たな医療拠点を設立



最近、徳洲会がインドネシアに「ハラパンキタ・徳洲会循環器病センター」の建設を発表しました。このプロジェクトは、両国の医療協力を一層強化し、インドネシア国内の循環器医療の質を向上させることを目指しています。

MOU調印式の様子



この取り組みの一環として、MOU(覚書)の調印式が行われ、徳洲会からは東上震一理事長や副理事長たちが出席しました。インドネシア側からはブディ・サディキン保健相やイワン・ダコタ国立ハラパンキタ循環器病センターの院長が参加しました。式典には日本政府の関係者も出席し、祝辞を述べるなど両国の関係構築を期待させる一幕がありました。

センターの概要と目標



「ハラパンキタ・徳洲会循環器病センター」は、2026年の運営開始を予定しており、地上20階、地下2階、460床を持つ医療機関になる見込みです。このセンターは、単にインドネシアにとどまらず、アジア全域の循環器医療のハブとなることを目指しており、高度な医療サービスの提供を目指します。

また、センター内での医療行為に関しては、徳洲会の医師たちが日本の医療資格をもとに活動することが、インドネシアの保健省から認可されています。

関係者のコメント



プロジェクトに関与している関係者は、さまざまな期待を表明しています。東上理事長は「2004年からの医療協力を通じ、インドネシアとの関係が深化してきた。心臓手術が年間2500件以上行われる国立ハラパンキタ循環器病センターとの提携により、若手医師のトレーニングの場が生まれ、多くの学びがあると考えている」と語りました。

一方、ブディ・サディキン保健相は「毎年55万人が心臓疾患に悩まされている。特に小児患者が多く、国内での循環器医療体制を強化する必要がある」と述べ、地域における高度な医療サービスの重要性を強調しました。

さらなる発展へ



イワン・ダコタ最高経営責任者(院長)は、「徳洲会のトップクラスの医師たちのサポートを受けることで、ASEAN各国から患者が訪れるようなセンターを目指す。また医療サービスの質の向上や人材育成に力を入れていく」と意気込みを示しました。

徳洲会グループの理念



徳洲会グループは、「生命だけは平等だ」という理念のもと、いつでも誰でもが最善の医療を受けられる社会を目指しています。国内外での医療支援に積極的に取り組んでおり、特に離島やへき地医療、救急医療に力を注いでいます。また、がん医療や先進的な医療の分野でも重要な役割を果たしています。それに加え、海外での病院建設や透析センターの支援活動などを通じて、グローバルな医療ニーズにも応えています。

今後、徳洲会とインドネシアの更なる医療協力に注目したいところです。

会社情報

会社名
一般社団法人徳洲会
住所
東京都千代田区九段南1-3-1東京堂千代田ビルディング14階
電話番号
03-3262-3133

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