愛媛県のデジタル化を推進する「トライアングルエヒメ」
愛媛県とReGACY Innovation Groupが手を組んだデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」が、2024年度の新たな採択企業発表と中間報告会「Fusion Days 2024」を開催しました。このプロジェクトは、地域の課題解決を目指し、さまざまなデジタルソリューションを県内の事業者や自治体に実装することを目的としています。
プロジェクトの総括と新たな挑戦
「トライアングルエヒメ」は、2022年度に始まり、最初の年には38件のプロジェクトが採択されました。農林水産、ヘルスケア、防災、観光など多岐にわたる分野の取り組みが評価され、2023年度にはさらに35件の新プロジェクトが選ばれました。2024年度には、昨年度からの継続プロジェクト34件と新規プロジェクト20件の合計54件が採択され、デジタル技術の実装を加速していく計画です。
このプログラムは、県内で最も大規模なDX推進事業として位置づけられ、地域の様々な課題解決に向けて着実なステップを踏んでいます。中間報告会では、採択企業がその取り組みを発表し、他の企業との情報交換やネットワーキングも行われました。
中間報告会「Fusion Days 2024」の開催
2024年10月8日、ANAクラウンプラザホテル松山で開催された「Fusion Days 2024」では、愛媛県知事の中村時広氏が挨拶を行い、8社の採択企業がそれぞれの事例を発表しました。参加者は多様なバックグラウンドを持ち、ディスカッションや懇親会を通じて意見交換を行いました。こうしたイベントは、採択企業間の連携を強化し、さらなるアイデアやプロジェクトの創出に寄与しています。
支援策と今後の展望
ReGACYは、採択企業に対してさまざまなサポートを提供しています。具体的には、最大3000万円の実装支援費や事業開発のアドバイザリー、地域事業者同士のネットワーキング、そして広報やPRの支援の4点に重点を置いて進めています。これにより、採択企業が持つ潜在能力を最大限に引き出し、地域社会への貢献を促進しています。
また、新たな実装先や協業の機会を継続的に探求し、さらなる協働を目指しています。興味のある方は、「トライアングルエヒメ事務局」までお問い合わせいただければ、詳しい情報をお伝えします。
ReGACY Innovation Groupについて
ReGACY Innovation Group株式会社は、2022年に設立され、ベンチャー創出やオープンイノベーションに特化したサービスを展開しています。経営コンサルティングやベンチャーキャピタルの手法を統合し、地域社会におけるイノベーションを加速する役割を担っています。今後も、地域課題の解決に向けた取り組みとデジタル技術の実装を推進していくことで、愛媛県の未来を明るく彩るでしょう。