英国市場向けに新たな缶入り日本酒を発売する宝酒造インターナショナル

英国市場に登場する新しい日本酒

宝酒造インターナショナル株式会社は、国内での酒類や調味料の製造・販売を行い、さらに国外展開も視野に入れた企業です。この度、グローバルな和酒協業プロジェクトの一環として、英国における日本食材卸事業を手掛けるTazaki Foods Limitedとの共同開発により、缶入りの新日本酒「松竹梅 SAKE CAN 『そら』 Junmai SAKE」を発表しました。2025年6月より、この商品が英国市場に向けて始まる輸出によって、日本酒の新たな扉が開かれます。

近年、英国においては日本酒の需要が高まりを見せており、これは日本食レストランの増加や、国民の和酒に対する関心の高まりによるものです。特に環境意識の向上に伴い、再利用がしやすい缶の容器に対するニーズが増加しています。この状況を鑑み、宝酒造インターナショナルはタザキフーズ社と連携し、消費者の期待に応える缶入り純米酒の開発に乗り出しました。

「松竹梅 SAKE CAN 『そら』 Junmai SAKE」は、京都の名水「伏水」で醸造されており、その特長は飲み口のドライさとともに、まろやかで豊かな米の風味にあります。新たにデザインされた缶は、桜のモチーフが施され日本らしさを感じさせる外観が魅力的です。この180mlの容量は、普段日本酒を楽しむ機会が少ない現地の方々にとっても手軽に試しやすく設計されています。

宝グループは、海外市場に特化した商品の開発や推广を今後も進めていき、国際的な視点から日本食や和酒の魅力を広めるというビジョンを掲げています。そのビジョンの一部として「Smiles in Life ～笑顔は人生の宝～」を実現するため、現地の嗜好に合った商品を提供し続けることで、より良い食生活を提案していく考えです。

この新商品の登場は、英国における日本酒の普及を一層促進するとともに、ジャパニーズウイスキーや日本酒の新たな市場の可能性を探る契機となるでしょう。日本の文化が世界に広がっていく中、消費者の生活にどのような影響をもたらすのか、期待が高まります。今後2025年の販売開始に向けての動きに注目が集まります。