Braze、2020年度第3四半期に前年比60%増の記録的成長を達成
ニューヨークを拠点とするBrazeは、2020年の第3四半期末において前年比60%以上の増収を達成したことを発表しました。カスタマーエンゲージメントプラットフォームを提供する同社は、この成果を受けてさらに新たなオフィスをシカゴと東京に開設し、250名以上の新規採用を行うなど、急速に成長を続けています。具体的には、KickstarterやUniqlo USAを含む300社以上の新しい顧客を獲得し、顧客基盤は合計で1,000社を超えました。
デジタルの重要性が増す中でのBrazeの役割
新型コロナウイルスの影響により、多くの消費者がデジタル環境での生活を強いられている今、ブランド企業にとって消費者との直接的な関係を維持することがこれまで以上に重要となっています。このような状況を背景に、Brazeのテクノロジーへの需要が高まっており、企業は消費者のニーズをリアルタイムで把握し、人間的なつながりを意識したカスタマーエンゲージメント戦略を展開することが可能になっています。
CEOのマグヌソン氏のコメント
「Brazeは創業から9年が経過しましたが、今年ほど激動の年はありませんでした。困難な状況でも全社員が力を合わせ、互いを支え合いながら成長を続けられたことを誇りに思っています。2021年もこの勢いを維持し、消費者とブランドとの関係を強化する取り組みを続けていきます」と、共同創立者兼CEOのビル・マグヌソン氏は語ります。
企業の成長と新プロジェクトの展開
Brazeは、今年の注目すべきマイルストーンをいくつか達成しています。例えば、同社は
- - 最高財務責任者にエクゼクティブ経験を持つIsabelle Winkles氏を迎え入れ、経営陣の強化を図りました。
- - 「Tech for Black Founders」という共同イニシアチブを立ち上げ、黒人起業家の支援を行っています。
- - マーケットリサーチを基に3つのレポートを発行し、以下の成果をおさめました:
- 2020 Forbes Cloud 100に選出
- Inc. Magazineの「2020年最高の職場」を受賞
- Crain’s Best Places to Work in NYCで2年連続受賞
このように、Brazeは顧客ニーズの最優先事項としての立ち位置を築くことで、成長著しい企業へと進化を遂げています。
Brazeの今後の展望
Brazeは、デジタルエコシステムの拡大とカスタマーサービスの強化を進める一方で、AI・機械学習技術を駆使した新ツールも導入しています。2021年には、Microsoft Azure上での新しい機能提供や、Predictive Suiteの導入を通じてブランドのリテンションをさらに向上させることを目指しています。これにより、Brazeは不確実な時代においても顧客との持続的な関係構築を目指し、成長を続けていく方針です。
このようにして、Brazeは業界全体において消費者との深い関係を築くソリューションを提供し続け、今後もその存在感をさらに強めていくでしょう。デジタル変革が進む中で、企業と消費者のより良い未来を共に創出していくために、Brazeの役割は今後ますます重要になると予想されます。