香港の舞台芸術界を席巻するアタ・ウォン・チュンタットが来日
香港の舞台芸術界で国際的に評価されている演出家、アタ・ウォン・チュンタットが来日し、彼の代表作『山川命 - THE FATES OF MOUNTAINS AND RIVERS』の公演を行います。2026年の3月14日と15日に東京・銀座の二十五世観世左近記念観世能楽堂で行われる今回の公演は、世界ツアーの一環として、日本を皮切りに行われます。
アタ・ウォン・チュンタットとは
アタは、2025年に「第33回香港ドラマアワード」で最優秀監督賞を受賞した、現代アジアを代表する舞台演出家の一人です。彼の作品は、東洋と西洋の伝統を融合させた独自のスタイルが特徴であり、言語に依存しない身体劇の手法を用いています。このアプローチにより、観客は物語を「理解する」のではなく、「体感する」ことができます。
舞台『山川命』の魅力
『山川命』は、中国の神話を描いた壮大な身体演劇作品です。この作品は、中国最古の神話地理書『山海経』を基にしており、天地創造や生命の誕生、東西文化の融合などがテーマにされています。異なる文化や芸術形式を融合させた演出により、観客は幻想的な神話世界を体験することができます。
具体的には、広東ドラマや中国伝統武術、日本の伝統舞踊、さらにはアフリカの伝統舞踊など、多様な身体文化が一堂に会する作品です。こうした要素が組み合わさることで、観客は新しい視覚体験を得ることができます。
舞台の背景と目的
この公演は、香港特別行政区政府の支援を受けており、アタ・ウォンが設立した劇団「綠葉劇團」が手がけています。劇団は、2010年に設立され、以来、アジアやヨーロッパ、アメリカなどで数多くの公演を行ってきました。
綠葉劇團の作品のコアには、中国の「天地人」という哲学が存在しており、「天・地・人」の調和を重視しています。アタたちの活動は、芸術と観客の関係を深めることを目的としており、常に人間の本質について問いかけるような作品づくりを行っています。
日本での特別な舞台体験
観世能楽堂という、伝統的な日本の舞台芸術の場で、言葉ではなく身体を用いて神話を描くこの作品は、特に注目に値します。言語や型を重視した伝統的な芸能との融合を試みることで、身体表現の新たな可能性を提示しています。
観客はただ見るのではなく、体感し、感じ、思索することが求められるこの体験は、舞台芸術ファンにとってかけがえのないものとなるでしょう。3月の公演時には、チケット情報や詳細が随時更新される予定ですので、ぜひ最新情報をチェックしてください。
チケット情報
本公演は、全席指定、税込の入場料金で、SS席7,500円、S席6,500円、A席4,500円、B席3,800円、また若者向けのU25席が2,700円で提供されています。チケットの購入は、カンフェティ WEB販売ページから可能です。お電話での予約も受け付けていますので、興味のある方はぜひお早めに!
この舞台を通じて、香港の優れた舞台芸術と日本の伝統との美しい出会いを体験できる貴重な機会に、ぜひ参加してください。