歩行動作支援スーツの開発パートナーを募集！未来企業の共創へ挑戦

歩行動作支援スーツ開発プロジェクトについて

岡山県に本社を構えるダイヤ工業株式会社は、2025年2月27日に愛知県名古屋市で開催される「みらいPitch」に参加し、歩行動作支援スーツの開発に協力してくれるパートナーを募集します。このイベントでは、中小企業と技術を持つ企業が共創によって新たなビジネスを生み出すことを目的としています。

みらいPitchとは？

「みらいPitch」は中部経済産業局などが主催するイベントで、地域未来牽引企業の成長を支援するために中堅・中小企業と高い技術力を持つ企業の交流を促進します。この機会に、ダイヤ工業は現在急成長している歩行動作支援スーツのプロジェクトを発表します。

歩行動作支援スーツの背景と必要性

日本国内の車いす利用者は約200万人に及び、全人口の約1.57％を占めています。ダイヤ工業は、事故などで後天的に歩行が難しくなった方々が「もう1度歩きたい」と思うその夢を支えたいと考えています。この使命を果たすため、歩行支援機能を持つアシストスーツ「AIVA（アイバ）」の開発プロジェクトを進行中です。

「AIVA」という名称は、人工・知能・活力・支援を表す言葉の頭文字を取ったもので、特に個々の身体に合わせた歩行支援を実現することを目指しています。コンセプトとしては、ただ身体を支えるだけでなく、精神的な支えも提供することで、利用者一人ひとりが抱く未来への希望を実現する手助けを行います。

現在の取り組みと未来への展望

ダイヤ工業は2011年より、空気圧を用いた人工筋肉技術を使った製品を開発してきました。手指の運動をサポートするグローブや、片脚が不自由な方のための訓練用アシストスーツなどを商品化しており、その技術をさらに進化させています。

2023年からは両脚の訓練用アシストスーツの開発にも着手しており、スーツは人工筋肉、腰コルセット、膝下サポーター、そしてコンプレッサーを内蔵したリュックサックで構成されています。これにより、歩行時の動きを補助するための新しい方法を提供します。

さらに、従来の有線接続から無線操作によるシステムに移行することで、利用者の操作負担を軽減します。これにより、より多くの方に利用しやすいアシストスーツの実現を目指しています。

開発パートナーの募集

ダイヤ工業は、新しい商品開発のためのパートナー企業を求めています。特に、製品の小型化や機能性の向上に貢献できる企業や、技術的サポートを提供頂ける企業を歓迎します。私たちは歩行を支えるだけでなく、利用者の目標や夢に沿ったサービスを提供したいと考えています。

ピッチイベントの詳細

開催日時: 2025年2月27日（木）15:30～18:00
会場: ナゴヤイノベーターズガレージ
主催: 中国経済産業局、関東経済産業局、中部経済産業局、他
参加費: 無料
参加申し込み: 締め切りは2025年2月26日（水）16:00まで
参加ご希望の方は、中部経済産業局のホームページよりお申し込みください。

ダイヤ工業の活動に興味をお持ちの方々、共に未来を切り開く挑戦に参加してみませんか？