ヤンマーの新機械
2025-03-04 11:52:49

ヤンマーアグリが新たに直進アシスト機能を搭載した野菜移植機を発表しました

ヤンマーアグリの進化した野菜移植機「PW200Rシリーズ」



ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社は、2025年4月1日(火)に新しい乗用全自動野菜移植機「PW200Rシリーズ」を発売すると発表しました。本機はICT技術を駆使し、農業の作業効率と精度を大幅に向上させることを目的としています。

農業の人手不足への対応


近年、農業分野では就農者の減少や高齢化に伴う人手不足が深刻な課題となっています。これに対処するため、ヤンマーアグリは自動運転農機「SMARTPILOT」シリーズを展開し、より効率的な作業を追求してきました。「PW200Rシリーズ」はその一環として開発された機械です。

直進アシスト機能の特長


特に注目すべき点は、自動直進アシスト機能が搭載されたことです。従来の機械に比べ、オペレーターの作業負担を軽減し、初めて操作する人でも簡単に高精度な植付けが可能になります。これにより、農作業の効率化が進むことが期待されています。

商品の基本情報

  • - 商品名: 乗用全自動野菜移植機PW200R(S)(RS)(G)
  • - 発売日: 2025年4月1日
  • - 価格: 3,680,000円~4,566,100円(税込)

高精度な作業を実現


「PW200Rシリーズ」はRTK-GNSS方式による自動操舵システムを採用し、誤差数cmの高精度な作業を実現しています。具体的には、事前に設定した基準線に沿って直進することができ、うねがないほ場でもまっすぐに植え付けることが可能です。

また、移植作業の後、作業した方位角を使用して、後続の中耕作業などにも利用できるため、農作業の一貫した省力化と高精度化が図れます。

植付精度と速度の向上


新モデルの最大植付速度は0.55m/sであり、従来モデルに比べて約10%の改善が見られます。また、植付部の設計も見直され、より広い面積を高精度で効率よく植えることが可能になりました。

操作性の向上


また、オペレーターが機体から降りずに操作できる覆土圧調整レバーが新設され、使用頻度の高い調整を快適に行えます。加えて、調整段階が従来の5段階から9段階に増え、覆土量をより細かく調整することができます。

多様な栽培体系に応じた設計


さらに、「PW200Rシリーズ」は様々な栽培体系に適応可能です。最大28枚の苗トレイを搭載できる予備苗台のオプションも用意されており、大規模なほ場でもトレイの補給回数を減少させることが期待されています。植付条間は45~66cmに設定できるため、従来の機械と比べて、狭い植付け幅や中小玉の野菜への適応性も確保されています。

まとめ


ヤンマーアグリは、これらの革新を通じて農業分野における自動化と効率化を推進しています。「PW200Rシリーズ」の登場により、農業の未来に新たな可能性が広がることでしょう。
詳細については、ヤンマーの公式サイトを参照してください。


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会社情報

会社名
ヤンマーホールディングス株式会社
住所
大阪府大阪市北区茶屋町1-32YANMAR FLYING-Y BUILDING
電話番号

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