子どもの便秘問題
2024-12-18 13:37:16

子どもの便秘問題が浮き彫りに!日本トイレ研究所の調査結果特集

調査の背景


近年、子どもの健康問題が注目される中、特に「便秘」が一つの大きな課題として浮上しています。日本トイレ研究所は、子どもたちの排便の実態を把握するため、全国の小・中学校で排便記録を行う調査を実施しました。この取り組みは、「トイレweek2024」に合わせて行われ、計12,693人のデータが収集されました。

調査結果の詳細


調査結果から、便秘が疑われる小学生は24.5%、中学生は18.4%という結果が明らかになりました。特に、7日間のうち「排便があった日数が2日以下」との回答が、小学生で7.6%、中学生で9.2%に上りました。また、硬い便が2回以上だった小学生は17.4%で、最も高い割合が小学2年生の女子で25.2%に達しました。これらの結果は、早急な対策の必要性を示唆しています。

小児外科医の見解


小児外科医の中野美和子先生は、この調査結果を受けて「日常的に排便をしていても、残便感がある場合は便秘の可能性がある」と指摘しています。また、思春期においては便秘の疑いが減少する傾向にあるものの、それでもなお約10%の児童に便秘が見られることは懸念されています。子ども自身が排便を記録することで、自らの身体を意識し、生活習慣を見直す大切な機会になると述べました。

日本トイレ研究所の取り組み


日本トイレ研究所は、トイレと排泄の重要性を広めるために、「トイレweek」を設けています。これは、トイレの重要性や排泄を通じた健康を見直す機会として位置付けられています。この取り組みにより、子どもたち自身が排便の状況を確認し、家庭でもよいコミュニケーションを促すことが期待されます。

今後の展望


研究所は、便秘に対する意識を高め、子どもたちの健康を守るために、今後も教育や啓発活動を続けていく方針です。先生方や保護者が協力し、子どもたちが安心してトイレを利用できる環境を整えることが、今後の課題と言えるでしょう。

日本トイレ研究所は子どものトイレや排泄環境への理解を深めることに注力し、便秘に悩む子どもたちのために役立つ情報提供を行っています。これにより、健全な生活を送る基盤作りを後押しし、家族全員での健康への関心を促進することを目指しています。子どもたちの未来のために、おとなも行動を起こす時が来ています。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
特定非営利活動法人日本トイレ研究所
住所
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。