熊本県に拠点を構える寿司チェーン「じじや」は、8月8日から新たなコラボ企画「くまもとモン×じじやジャック」を始めます。これにともない、同社は社名を「株式会社じじやコーポレーション」と改名し、地域に根ざした企業としてさらなる発展を目指します。
「じじや」は、これまで多数の寿司業態を展開しており、現在では熊本県内に21店舗、福岡・宮崎・鹿児島に8店舗を持つまでに成長しました。以来、地元産の海苔や鮮魚を積極的に使用しながら、熊本の食の魅力を伝える存在であることを自身に課してきました。
このたび取り組む「くまもとモン×じじやジャック」は、熊本の食品産業を支える株式会社くまもとDMCとの連携によって実現しました。このコラボ企画においては、地元の生産者と直接対話し、そこから得たインスピレーションを形にしたメニューを提供するとのこと。料理人たちが産地を訪れることで、現地のPrimeな食材や生産者のストーリーを丁寧に取り入れるのがポイントです。
プロジェクトの概要としては、2025年8月8日から8月31日までの第1弾と、9月1日から9月24日までの第2弾に分かれて実施されます。両期間中に提供されるメニューには、熊本産の厳選された食材を用いた寿司やデザート、ドリンクが含まれ、さらには熊本県産のお酒もラインナップされています。特に注目したいのは、地産のお酒がメニューと一緒に提供されることで、食材とのペアリングを楽しめる点です。
イベントのスタートを祝うオープニングセレモニーも、2025年8月5日に南熊本店で開催される予定です。このセレモニーでは、県の副知事や観光キャラクターのくまモンが登場し、メディアや関係者が交流できる機会も設けられるとのことです。
「じじや」の代表取締役である桑田朋之氏は、熊本産の食材や情熱的な生産者との出会いを通じて、今まで以上に熊本の食の魅力を広めたいと考えていると述べています。また、産地視察を経て生まれたコラボメニューには、感動やストーリーが込められているとも強調しています。
このように、今年の夏からスタートする「くまもとモン×じじやジャック」は、熊本の食を新たな視点で楽しむ機会を提供するとともに、地域密着型企業としての姿勢を明確にするデモンストレーションとなります。地域色豊かな企画は、県民はもちろん、観光客にとっても魅力的なイベントとなるでしょう。今後の展開に目が離せません。