沖縄県で行われるひめゆり平和祈念資料館の塗装ボランティアプロジェクト

沖縄県糸満市のひめゆり平和祈念資料館で塗装ボランティアを実施

沖縄県糸満市に位置するひめゆり平和祈念資料館では、2025年4月9日（水）から12日（土）までの4日間、NPO法人塗魂ペインターズによる塗装ボランティアが行われます。この活動は、全国各地で公共施設や公園の塗装をボランティアで提供しているNPO法人により実施されるもので、平和と命の尊さを伝える大切なプロジェクトです。

ひめゆり平和祈念資料館について

ひめゆり平和祈念資料館は、第二次世界大戦中に沖縄本島南部での激しい戦闘を経験した女学生たちの悲劇を語り継ぐ場です。1989年に設立され、戦場での看護要員として動員された女学生たちの苦しい体験が展示されています。彼女たちの命や平和の重要性を後世に伝えるため、多くの人々が訪れる歴史的な資料館です。

2025年は戦後80年にあたることから、資料館も新しい姿で来訪者を迎えることを目指しています。活動の一環として、資料館の外壁や中庭を囲む壁の塗装が計画されています。この活動を通じて、訪れる方々に清潔感と共に、歴史を振り返るきっかけを提供したいと考えています。

活動の意義と地域との連携

新型コロナウイルスの影響で多くの来訪者が途絶え、資料館の運営は大変厳しい状況に直面していました。しかし、終息の兆しが見え始める中、運営を立て直すための助けが必要とされていました。そんな中、塗魂ペインターズにボランティア依頼が届きました。彼らの活動によって、戦争の悲惨さや命の尊さを改めて学び、それを伝える手助けができることを期待しています。

さらに、塗装業界の関係者、沖縄県の地域の皆様との協力も大事にしています。日本塗装工業会沖縄県支部の比嘉支部長が協力を申し出てくださり、災害NGO結の前原土武代表からも支援が集まることになりました。これにより、地域の活性化と共に、心強いパートナーシップを結ぶことができています。

ボランティア活動の詳細

- 日時: 2025年4月9日（水）から12日（土）の4日間。確実な作業実施のため、前日から準備を開始します。
- 場所: ひめゆり平和祈念資料館（沖縄県糸満市字伊原671-1）

この塗装ボランティアは、一般社団法人日本塗装工業会沖縄県支部をはじめ、数多くの企業や団体からの協賛と支援によって実現しています。彼らのご協力に感謝しつつ、多くの人々が沖縄の平和に思いを馳せてもらえるよう、効果的な活動を行っていきます。

塗魂ペインターズについて

NPO法人塗魂ペインターズは、千葉県柏市を本部に置き、塗装で社会貢献を果たす団体です。215回以上の活動実績を持ち、公共施設や公園の塗装を通じて地域の価値を高めることに取り組んでいます。彼らの活動は、地域全体の盛り上がりを促し、持続可能なコミュニティづくりに貢献するものです。公式サイトでより詳しい情報を確認することもできます。

皆様の参加と協力を心よりお待ちしております。