中小企業向けに無償提供開始、WEBサイト分析ツール『セッションカム』の魅力とは

中小企業向け無償提供開始！WEBサイト分析ツール「セッションカム」

株式会社ベレネッツが運営する「セッションカム」なるWEBサイト機会損失測定ツールが、中小企業向けに一部無償で提供されることになりました。このサービスは2015年11月13日（金）より開始され、多くのビジネスにとって新たな可能性を秘めています。

「セッションカム」とは？

「セッションカム」は、特にWEBサイトにおける訪問者の行動を可視化するツールです。具体的には、訪問者が特定のページでどのようにマウスを動かし、どの項目で離脱してしまうのか、またはどの部分で悩んでいるのかを詳細に記録します。これにより、企業はユーザーの動向を完全に理解し、機会損失を軽減する施策を講じられるようになります。

機会損失の重要性

一般的に、WEBサイトの運営者は訪問者数を増やすことに注力しがちですが、その一方で、すでに訪問しているユーザーがどのような理由で離脱するのかを知ることが、実は成果向上に直結するのです。たとえば、特定のページでのユーザーの行動を動画形式で記録することで、どの入力フォームの項目でつまずいているのか、訪問者が特に興味を持っているページはどれかを把握できるのです。

施策の内容と対象

今回の無償提供は、特に従業員300名以下の中小企業を対象としています。最大500アクセスまでのデータを無償で利用できるため、BtoB企業において十分な検証を行う事が可能です。この数値は、実際のビジネスシーンでのデータ収集としても、ごく一般的な回数であるため、多くの企業が実用的に利用できると考えられます。

記録される内容

「セッションカム」を利用することで、訪問者がナビゲーションする様子が動画として記録されます。お問合せフォームでの離脱ポイントや、その項目にどれほどの時間をかけているかが一目瞭然となります。また、訪問者のIPアドレスを記録することで、特定の法人顧客がどのサイトにアクセスしたかも把握できます。

安全性とプライバシー

これらのデータ収集は、個人情報の観点からも配慮されています。IPアドレスを用いて会社名を特定する方法もありますが、これには個人情報保護法に基づく適切な管理が求められます。

企業の導入事例

このツールは、全世界で5000社以上の企業が導入しており、特に保険業界のロイズグループ、宿泊業界のヒルトングループ、そして新聞業界のフィナンシャルタイムズなど、名だたる企業が使用しています。日本国内では株式会社ベレネッツが独占的に提供しており、保険会社や通販会社などが積極的に導入しています。

結論

中小企業にとって、WEBサイトの運営はますます重要になっています。そして「セッションカム」は、その運営をより効果的に行うための強力なツールといえるでしょう。今後の導入により、多くの中小企業がWEBサイトの効率を改善し、ビジネス成果を上げることが期待されています。ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。