歩行解析ロボットが健康をサポートする新たなデジタルインフラへ

歩行解析ロボットが健康と移動を変える

株式会社RDSとQuantum Mesh株式会社が、歩行解析ロボットを用いた健康管理と移動の新たなデジタルインフラを創出するべく、業務提携を結びました。この取り組みは、2023年12月から本格的にスタートします。双方の企業は、IoTデバイスを通じて収集したデータをもとに、個々のユーザーの健康状態をリアルタイムで把握し、未病対策にも効果をもたらすことを目指しています。

RDSが開発した「RDS CORE-Ler」は、3Dカメラを搭載した歩行解析ロボットです。このロボットは、歩行姿勢を測定し、そのデータをクラウド上で保存・解析します。従来の高度な動作解析システムに比べて、手軽に高精度の歩行解析が可能で、一般の方々にも広く利用が期待されています。これにより、歩行データを通じて病気の早期発見や健康管理の向上が期待されるのです。

リアルタイム健康管理の重要性

新たなデジタル基盤は、エッジデータセンターを活用してリアルタイムでの健康管理を実現します。ユーザーの健康状態や移動パターンを即座に分析し、日常生活に潜む健康リスクを早期に察知することが可能です。この技術により、未病対策が強化され、ユーザー一人ひとりの豊かで安心な生活の実現に寄与します。特に、地域医療機関や福祉施設との連携が進むことで、地域独自の健康施策が展開され、コミュニティ全体の安全と健康が向上します。

共同のビジョンと未来

Quantum Mesh社の代表、篠原裕幸氏は、「私たち一人ひとりの個人情報を安全かつ信頼できる環境で管理することが、今後の社会の急務である」と述べています。AIとIoTの融合により、より良い社会を築いたり、持続可能なデータエコシステムを形成したりすることを目指しています。

一方、RDSの杉原行里氏は、2,000人以上の歩行テストを行った実績を持ち、健康課題に対する新たなモデルを構築してきました。彼はこの新たな提携によって、歩行データの活用を進め、皆が恩恵を享受できる未来の実現に向けて努力すると語っています。