ハイパースペクトルカメラAG-HSV10Mが国際画像機器展2025で初公開
2025年12月の初旬、横浜のパシフィコで開催される「国際画像機器展2025」において、パナソニックが注目の新製品「AG-HSV10M」ハイパースペクトルカメラを初めてお披露目します。この展示会は、イメージング技術に関心が高い業界関係者や一般来場者にとって、最新技術を習得できる貴重な機会となります。
「AG-HSV10M」は、特に人間の目では捉えられない光の波長情報を取得し、対象物の細かな色情報から、素材やその状態を識別可能なハイパースペクトルカメラです。これにより、様々な分野における分析や検査の精度が向上し、製造業や農業などでの導入効果が期待されています。新技術を駆使して開発されたこちらのカメラは、2026年1月下旬に正式に発売予定です。
パナソニックブースの見どころ
パナソニックのブースでは、特に注目すべきポイントがいくつか用意されています。まずは、リアルタイムでの「AG-HSV10M」のハイパースペクトル画像撮影デモや、来場者が直接操作できるタッチ&トライのコーナーです。従来型のハイパースペクトルカメラが持つ感度と解像度の両立という課題を解消した今モデルは、屋内でも最大4K解像度を実現しています。これにより、動画品質の画像を得られるのが特徴です。
さらに、パナソニックのデジタルカメラ「LUMIX」シリーズからの技術が結集されており、マイクロフォーサーズマウントを採用したボックス型デザインに、自動でピントや露出を調整するオートフォーカス機能が搭載されています。このような使いやすい操作性は、展示ブースで体験することができます。
AI画像検査ソフトによるデモ
また、パナソニックブースでのもうひとつの魅力は、試作のAI画像検査ソフトを用いた自動判別デモです。こちらは、ファクトリーオートメーションの品質管理の現場を模したもので、ハイパースペクトル画像を通じて物体の自動判別を行います。このソリューションにより、工場内での材料の傷や異物混入、さらには調理状態や塗装の不具合といった多岐にわたる場面での活用が期待されています。
赤外ハイパースペクトルカメラのデモ
さらに、可視光領域でのハイパースペクトルカメラ技術を赤外光の短波赤外領域に応用した「赤外ハイパースペクトルカメラ」も展示される予定です。この技術により、通常の目視やRGBカメラでは見分けることが難しい透明な物体の識別や、物体の温度推定が可能となります。
来場者参加型コーナー
訪問者自身が持ち込んだ対象物のハイパースペクトル画像を撮影するコーナーや、AI画像検査ソフトの操作を体験できるスペースも設けられています。このような体験を通じて、最新技術が本当に役立つ場面を知ることができるでしょう。事前に予約をすると、よりスムーズに体験ができるとのことです。
詳細情報
「国際画像機器展2025」は2025年12月3日から5日まで、パシフィコ横浜にて開催され、入場無料の登録制です。時間は10:00から17:00まで。興味のある方は、今からウェブサイトで登録を行い、最新技術とその実践的な活用を確かめに行きましょう。
公式ウェブサイトは以下のリンクからご覧ください。
国際画像機器展2025 ウェブサイト
この機会を逃さず、パナソニックの最先端イメージングソリューションを体験してみてください!