フォントアプリ「MORISAWA PASSPORT for iPad」のサービス提供終了について
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦)は、iPad向けのフォント提供アプリ「MORISAWA PASSPORT for iPad」のサービスを2026年8月末日をもって終了することを発表しました。この発表に対し、長年の愛用者からは驚きと共に寂しさの声が上がっています。
サービスの歴史
「MORISAWA PASSPORT for iPad」は、2019年よりiPadでフォントを利用できるサービスとして多くのクリエイターに支持されてきました。特に、デザインやアート制作を行うユーザーにとって、様々なフォントが手軽に利用できるという利点は、大変重宝されてきました。しかし、近年のクリエイティブ制作環境やツールの進化に伴い、ユーザーのニーズが変化していることも背景に、今回のサービス終了の決定に至ったようです。
提供終了の詳細
サービス終了に伴い、2026年5月18日(月)までApp Storeでの新規購入が可能ですが、それ以降は新たにフォントを購入することはできなくなります。また、自動更新についても2026年7月末日まで実施され、その後はユーザーの更新日に応じてサービスが使えなくなることが予想されます。
さらに、現在提供されている各種フォントパックの新書体の追加は、Standard Packが2023年度中に、Morisawa Fonts Packが2024年度中に終了する予定です。2025年度中の追加はなく、これにより現在のフォント状況も変化していくことでしょう。
ユーザーへのお願い
モリサワは、長年にわたり「MORISAWA PASSPORT for iPad」をご利用いただいていたお客様に心からの感謝を示すとともに、サービス終了に対して深いお詫びを申し上げています。新たにリリースされる後継製品の予定はなく、利用者にはこれまで以上のご理解を求めています。
最後に
今後はアプリの仕様上、2026年8月末日までの期間は引き続き利用が可能であることが明記されていますが、動作環境の保証はないため注意が必要です。今後のフォント利用に関する情報や問い合わせについてはモリサワの公式ページを確認することをお勧めします。
結論として、「MORISAWA PASSPORT for iPad」のサービス終了は、フォントクリエイターにとって大きな変革を意味します。これまでの利用経験を大切にしつつ、新たな環境に適応していくことが求められるでしょう。このニュースが多くの人々にどのような影響をもたらすのか、引き続き注目していきたいと思います。