徳島大正銀行の新たな取り組み
2023年10月1日、徳島市の徳島大正銀行国府支店が新たに地域開放スペースとEV急速充電設備を開設しました。この取り組みは地域社会への貢献と、環境保護の二つの観点から行われています。
地域開放スペース
国府支店2階に設置された「地域開放スペース」は、地域住民が会合や文化活動を行える場として利用できます。このスペースの利用料金は無料で、平日の15時から17時に提供され、地域の皆さまが気軽に参加できる環境が整えられています。
開放スペースには、49.08㎡の会議室と31.71㎡の会議室があり、それぞれにホワイトボードや75型ディスプレイが用意されています。また、共用設備としてエレベーターやトイレ、給湯室、Wi-Fiも完備されています。
スペースの利用希望者は、国府支店の窓口を通じて申し込みが必要です。地域の会合や講座、ワークショップなどに最適なこのスペースは、地域の文化継承や発展に寄与することを目指しています。
EV急速充電設備
一方で、環境問題への真摯な取り組みとして、徳島大正銀行は四国の金融機関で初めてEV急速充電設備を駐車場に設置しました。この充電設備は、訪れるすべての方が利用できるため、地域住民や観光客、ビジネスマンにも利便性を提供します。
充電設備の出力は50kW、電圧400V、125Aです。充電料金は、6分あたり180円、その後1分ごとに30円となっています。充電時間は最大30分まで、利用したい方は専用の決済システム「エコQ電」を使用する必要があります。現金での支払いは不可です。
全国的に広がるEV需要を考慮し、地元に密着した金融機関としての役割を果たす徳島大正銀行の取り組みは、環境への負荷を減らすと同時に、地域経済の活性化にも寄与します。
新店舗の設計
国府支店は2023年4月に新たにオープンし、全体としてもカーボンニュートラルの実現に向けた設計が施されています。高断熱で高効率の省エネルギー技術が採用され、「ZEB Ready」認証を取得しました。これにより、店舗内で快適に過ごせる環境を整えつつ、エネルギーの消費を抑える努力がなされています。
お客様には、ゆとりあるロビーと応接室が提供され、快適に過ごせるスペースとしても人気です。
まとめ
徳島大正銀行国府支店が開設した地域開放スペースとEV急速充電設備は、地域に根ざした取り組みや環境問題に対する意識の高まりを象徴するものです。日々変化する社会の中で、地元に貢献し続けるこのような施策は、これからの地域金融機関のあり方を示す良い例となるでしょう。地域の皆さまや訪問者の利用をお待ちしています。