おにぎりブーム到来!好きな具材や地域の特色を徹底解剖
最近、おにぎりが日本人にとっての「定番」として再評価されています。株式会社リクルートの外食市場に関する調査機関『ホットペッパーグルメ外食総研』によれば、1,035人を対象にしたアンケート調査では、なんと約7割が「今後もおにぎりをより食べたい」と回答しました。これには、おにぎりの魅力やその具材に対する嗜好の変化が大きな要因として挙げられます。
おにぎり好きの心を掴む具材ランキング
調査の中で「好きなおにぎりの具材」に関する質問が行われました。その結果、最も人気が高かったのは「鮭」で、53.8%の支持を得ました。続いて「ツナマヨ」は45.0%、3位には「辛子明太子・焼き明太子」が36.7%の支持を受けました。定番の具材が多く挙げられる中、地域別の違いも興味深い結果となっています。
地域ごとの特徴が顕著に
地域別に見ると、ほとんどの地域で「鮭」が支持されているものの、中部地方では「ツナマヨ」が1位となり、その支持率は45.5%に達しました。この背景には、ツナの原料となるカツオやマグロの水揚げ量が多いことが影響しています。また、北海道・東北地方では「鮭」が64.4%の支持を受け、2位には「いくら・すじこ」が52.9%と地元の特色が顕著に表れています。
九州地方でも同様で、3位の「辛子明太子」や6位に入った「高菜漬け」など、地域で親しまれている具材が高い支持率を示しました。こうした地域性は、おにぎり選びにおいて大きな影響を与えているのです。
子供から大人まで愛されるおにぎり
おにぎりを選ぶ際、消費者が特に重視するポイントは「具材のおいしさ」と「コストパフォーマンス」だとのこと。「具がおいしい」が58.1%、「価格が良い」が53.2%で、これら2つは特に人気が高いです。次いで「米の品質」や「全体のバランス」も重要視されており、ニーズに応じた多様な選択が求められています。
新たなるトレンドも
近年では、焼肉やチーズを使った斬新なおにぎりや、人気店とのコラボ商品なども注目を集めています。これにより、新しいおにぎりの楽しみ方を提供しているのです。おにぎりはただの食べ物以上に、食文化や地域の特色を反映した存在になっています。
「おにぎり」を食べて、食文化の深さや地域性を再発見してみてはいかがでしょうか。心もお腹も満たされるこの食事は、今後も更なる進化が期待されます。
調査の背景と実施方法
本調査は、2024年7月5日から6日の2日間にわたり、リクルートが実施したもので、全国の20代から60代の男女を対象にインターネットにて行われました。これにより、様々な世代のリアルな声が反映され、今後のおにぎりトレンドを占う上での貴重な材料となっているといえるでしょう。