PHRで健康なまちづくり
2024-07-01 14:28:35

飯塚市の実証事業が明らかに!PHRサービスで健康意識向上と体重減少を実現

飯塚市でPHRサービスを活用した健康なまちづくり形成の実証事業が成功!



福岡県飯塚市と日立システムズ、インテグリティ・ヘルスケア、ANA X、沢井製薬の日本ウェルビーイングコンソーシアムは、共同で実施した「PHRサービスを起点とした業種間連携型の健康なまちづくり形成に関する実証事業」の結果を公表しました。

本事業は、健康無関心層の健康意識向上と体重減少を目標に、ANA Xの「ANA Pocket」と沢井製薬の「SaluDi」という2つのスマートフォンアプリを活用しました。飯塚市民190名を対象に、2023年12月から2024年3月までの4か月間実施され、参加者の健康行動への意識変化や行動変容を分析しました。

健康無関心層に顕著な効果!



実証事業の結果、参加者の72.8%が「健康に関して意識することが増えた」と回答し、健康意識の向上を実証しました。特に、健康無関心層では、健康意識、運動習慣、食習慣、測定習慣に関する項目の改善が顕著に見られました。

さらに、体重減少においても、参加者全体で平均0.6㎏減、BMIは0.3減という結果が得られました。健康無関心層では、平均体重1.6㎏減、BMIは0.6減とより大きな効果が確認されました。これは、アプリの利用による健康意識の向上と行動変容が、体重減少に大きく貢献したことを示しています。

アプリ利用による健康行動への影響



参加者の6割は、アプリの「飯塚市限定チャレンジ」やインセンティブが、外出や運動のきっかけになったと回答しました。アプリを通じて、自分の健康状態を把握したり、目標歩数を設定してウォーキングを楽しんだりするなど、健康行動への積極的な変化が見られました。

今後の取り組み



日本ウェルビーイングコンソーシアムは、今回の実証事業の結果をモデル化し、自治体や企業に対して健康経営の推進を支援していく予定です。特定健診の受診率向上や高齢者の健康習慣改善など、社会課題の解決に貢献していくことを目指しています。

飯塚市の実証事業が示すもの



今回の実証事業は、PHRサービスと地域連携による健康増進の可能性を示しました。アプリの活用による健康意識向上と行動変容は、健康無関心層の健康改善にも有効であることが証明されました。この取り組みは、地域住民の健康増進と健康寿命延伸に大きく貢献する可能性を秘めています。


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