ユナイテッドアローズ、CDPからの評価で持続可能な取り組みを証明

株式会社ユナイテッドアローズが、環境に配慮した取り組みを評価され、CDPより「気候変動」と「水セキュリティ」に関連してリーダーシップレベルの「A-」評価を受けました。これは前回の「B」からの大幅な向上であり、同社の持続可能性への取り組みが国際的に認められたことを示しています。

CDPとは？

CDP（Carbon Disclosure Project）は、地球環境における情報開示を担当する非営利団体であり、企業が環境課題にどのように取り組んでいるかを評価しています。世界中で約24,000社が対象となり、リーダーシップレベルから情報開示レベルまで8段階で格付けされます。企業は「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「排出量データ」「目標設定」「透明性」といった基準に基づいて評価されます。このように、CDPの評価は単なる数字ではなく、持続可能な経営の道しるべと言えるでしょう。

ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動

ユナイテッドアローズは自社のサステナビリティ活動を「SARROWS（サローズ）」と名付けています。このプロジェクトは、2020年に立ち上げられ、5つのテーマと16のマテリアリティ（重要課題）を設定しています。そして、2030年に向けた具体的な活動目標として、以下の3点を掲げています。

1. Circularity（循環するファッション）
サステナビリティを重視した流通モデルを推進し、リサイクル可能な商品やデザインの開発に注力しています。

2. Carbon Neutrality（カーボンニュートラルな世界へ）
環境負荷を最小限に抑え、二酸化炭素の排出量を削減するための施策を進めています。

3. Humanity（健やかに働く、暮らす）
社員が働きやすい環境を整え、持続可能な社会の実現に向けた意識向上を図っています。

これらの目標に基づいて、ユナイテッドアローズは具体的な行動をとっており、その進捗状況を定期的に公開しています。これにより、ステークホルダーや消費者との信頼関係を深めています。

今後の取り組み

ユナイテッドアローズは、今後も環境および社会的な課題に向き合い続けます。そのためには、持続可能な経営を実現することはもちろん、透明性のある情報開示も心掛けていく方針です。こうした努力が、持続可能な社会の形成に貢献することを目指しています。

屋号のサステナビリティ活動「SARROWS」を通じて、ユナイテッドアローズは消費者に向けても持続可能な選択を促していくという使命感を持っています。これからも「着ること」の重要性と、環境への影響を考慮した製品作りを進めていくことでしょう。