学生インターンによる空調衛生工事業界研究プロジェクトが始動

プロジェクトの背景

空調衛生工事業界は、少子高齢化による労働人口の減少や技能者の高齢化が進み、またデジタルトランスフォーメーション（DX）への対応が遅れるなどの課題に直面しています。これにより、業界では若手人材の確保や自らの認知度向上が急務となっています。このような状況を打破するため、株式会社フォーバルは一般社団法人東京空調衛生工業会（東空衛）と協力し、「学生インターンによる業界研究プロジェクト」を開始しました。

フォーバルと東空衛の役割

フォーバルは「新しいあたりまえで新しい世界を創るFORVAL」を理念に掲げ、ESG経営に基づく支援を行う企業ドクター集団として、中小企業を中心に多くの業界での支援を行っています。今回のプロジェクトでは、特に若者の視点を取り入れることで、業界内の魅力を再発見し、持続的経営の推進を目指します。

取り組みの詳細

本プロジェクトでは、フォーバルが受け入れるインターン生が、東空衛及びその会員企業を対象に、空調衛生工事業界の実態や企業の魅力について調査を行います。具体的には、企業のウェブサイトの評価や業界関係者とのヒアリングを通じて、業界の課題や成長の可能性を可視化し、まとめた結果をレポートとして発表します。これにより、業界の魅力を学生に伝え、さらに現場の視点から見た改善提案を行うことが期待されています。

学生のインターンシップの意義

この取り組みによって、学生たちは直にコンサルティング業務を体験し、自らの知識やスキルを磨くことができます。また、東空衛にとっても、学生のフレッシュな視点を取り入れることで、業界の魅力を再確認し、効果的な人材確保の施策を考える土台となるでしょう。先進的なアイデアや提案が生まれることが期待されています。

東空衛の担当者は、空調衛生設備が身近なものであるにもかかわらず、業界認知度が低いことを問題視しています。学生たちには、業界のイメージを向上させ、その魅力を効果的にアピールするアイデアを持ち帰って欲しいと参加を期待しています。

フォーバルの企業概要

株式会社フォーバルは、「情報通信」「環境」「人材・教育」「起業・事業承継」の5つの分野でのコンサルティングを展開しており、特に中小企業を対象とした経営支援が主なビジネスです。2023年には政府が掲げる「グリーン」「デジタル」「地方創り」「少子化対策」といったテーマに連動し、地方創生の実現に向けて積極的に取り組んでいます。フォーバルの取り組みが、今後の空調衛生工事業界の発展に貢献することを期待しています。