ペットと共に安心して避難できるDVシェルター改修が完了

DV被害者が安心してペットと避難できるシェルター

認定NPO法人オリーブの家が岡山県津山市で進めた「母と子と小さな命のために！DV保護シェルター改修プロジェクト」が2025年夏に実施されたクラウドファンディングに支えられ、無事完了しました。このプロジェクトに参加してくださった皆様に、心から感謝申し上げます。

今回の改修工事において、特に注目すべきはペット同伴が可能な新しい住居スペースの整備です。DV（ドメスティック・バイオレンス）被害者の中には、「ペットがいるために暴力から逃げられない」という深刻な理由があることがわかっています。この改修により、それを解消するための環境が整いました。

改修内容

改修工事では、以下のようなポイントが強化されました：

- ペット同伴専用居室：ペットと一緒に安心して過ごせるスペースが用意され、避難者が心休まる時間を持てるよう配慮されています。
- シャワールーム：衛生面とプライバシーに考慮したシャワールームが新設され、避難者は快適に生活できる環境が整っています。
- 備品の購入：避難者の生活の質を向上させるための備品が充実しており、より安全で快適な生活を提供します。

この改修後、すでに6家庭がペットを連れて避難することが実現しています。これにより、ペットと共に安心して生活できる環境が整い、多くの方々がこの取り組みに注目しています。

メディアでの露出

今回の改修の模様は、OHK岡山放送の「ライブニュース」にて特集として取り上げられました。番組内では改修後のシェルターの様子や、高齢者DV被害者の苦悩の声も紹介され、多くの共感や励ましのメッセージが寄せられました。また、支援を必要とする当事者からの相談も増え、この社会問題に対する関心が高まっています。

今後の取り組み

「ペットを抱えることで逃げることができない」という深刻な課題に取り組むため、オリーブの家では今後も地域と連携し、支援体制の強化に努めていく所存です。また、ペット同伴避難の必要性や、DV被害者が置かれている現状について社会全体での理解が深まるよう、様々なテーマでの取材や特集にも対応可能です。

今後も、このプロジェクトの進展にぜひご注目ください。皆様のご支援なくしては成し得ない取り組みであり、多くの人々が安心して生活できる社会の実現に向けて歩んでいきます。