コネクテッドロボティクスが多摩ブルー・グリーン賞で快挙!
東京都小金井市に本社を構えるコネクテッドロボティクス株式会社が、第22回多摩ブルー・グリーン賞において、優秀賞及び特別賞を受賞しました。この受賞は、同社の主力製品である盛付ロボット「Delibot™」に対するもので、業界の革新が評価された結果と言えます。
多摩ブルー・グリーン賞とは?
この賞は、多摩地域における中小企業の活性化と地域経済の振興を目的に創設されました。具体的には、優れた技術や製品を表彰する「多摩ブルー賞」と、新しいビジネスモデルを評価する「多摩グリーン賞」の二部門があります。それに加えて、特筆すべき独自性や革新性を持つ企業には、経済産業省関東経済産業局長賞が授与されます。これまでに250社以上が受賞しており、地域貢献活動にも積極的です。
「Delibot™」が評価された理由
今回の受賞の要因となった「Delibot™」は、惣菜製造工場における盛付工程を自動化するロボットです。特に段取り替えが頻繁で、不定形な食材を一定量でトレイに盛り付ける能力が高く評価されました。このロボットは、高度なロボット制御技術とAIを活用したセンシング技術を融合させることで、量産化を見越した実装が可能になっています。これにより、食品工場の生産ラインで1,000食/時の精度と速度を実現することができ、世界初の成し遂げた技術です。
技術者からの高評価
授賞式では、受賞の背景についての評価コメントも寄せられました。「Delibot™は、少量の惣菜をグラム単位で丁寧に盛り付けることができ、多様な食材にも柔軟に対応できる素晴らしい技術です」と称賛されました。さらに、可搬式で既存の生産ラインに適合でき、さまざまな使い方ができると評価されています。現在、食品業界では人手不足の問題が深刻化しており、このロボットはその解決策ともなり得る製品とされています。
コネクテッドロボティクスの未来
コネクテッドロボティクス株式会社は、「食産業をロボティクスで革新する」というビジョンのもと、様々な食品ロボットを開発しています。たこ焼きロボット、ソフトクリームロボット、そばロボットといった多様な製品が実際に店舗や工場に導入され、多くの実績を上げています。今後も、食産業における自動化を推進し、労働力を補完する役割が期待されています。
結論
コネクテッドロボティクスの受賞は、単に一企業の成功を意味するだけでなく、地域経済の活性化や食品業界の生産性向上にも寄与するものです。今後の展開にも目が離せません!
### 参考リンク
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多摩ブルー・グリーン賞公式サイト
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盛付ロボット「Delibot」公式サイト