九州の防災ドローン訓練
2024-09-27 01:31:21

ドローンによる防災訓練が九州で実施、災害時の対応力を強化

ドローンによる防災訓練が九州で実施



2024年9月13日、九州において、一般社団法人地域再生・防災ドローン利活用推進協会(九州RUSEA)が中心となり、ドローンを活用した「広域連携防災訓練」が実施されました。この訓練では、DJI FlyCart30を活用し、さまざまな実践的なシミュレーションが行われ、参加者は災害時におけるドローンの重要性や役割を実感しました。

訓練の内容



1. 災害搬送訓練



訓練の中核となったのは、DJI FlyCart30を使用した災害時の物資搬送です。参加者は実際にドローンを操縦し、物資の配送方法について学びました。この活動では、日常的な配送業務から、緊急時における物資の搬送需要まで様々なユースケースが想定されました。

2. 赤外線カメラを使った救助訓練



次に行われたのは、赤外線カメラの機能を利用した遭難者の発見訓練です。温度の違いを活用して、効果的な発見方法を確認しました。この技術は、特に災害時の人的救助において重要な役割を果たすことが期待されています。

3. スピーカードローンの活用



ドローンスピーカーを用いた遠隔からの情報伝達訓練も行われました。災害現場での迅速な情報伝達の重要性が高まる中、上空からの緊急アナウンスがどのように効果的に行われるかが示されました。

4. 災害撮影技術の向上



さらに、災害現場での撮影技術向上を目的とした訓練も行われました。カメラ設定や分解能の調整方法、操縦者と補助者の連携を図るための実践的なシミュレーションが展開され、現場での状況把握能力を高めました。

南海トラフへの備え



南海トラフ地震に備えた取り組みとして、今回の訓練は大切な意味を持っています。BCP(事業継続計画)の観点から、地域間の連携を強化し、被災時に助け合える体制を築くことを目指しています。この訓練を通じて得た知識や技術を各地域で生かすことで、災害対応力を高め、地域再生につなげていこうとしています。

地域の活性化



九州RUSEAの理念には、地方再生の重要性が強調されています。人口減少や少子高齢化に伴う地域の活力低下は、日本にとって深刻な問題です。そのため、地域の自然や住民の魅力を発見し、発信することが求められています。特に、”人”と”人”との繋がりを大切にし、地域ネットワークを構築することが鍵とされています。また、トルビズオンのドローン事業により、産業用ドローンの利用促進が図られ、地域の活性化に寄与しています。

トルビズオンの貢献



トルビズオンは、DJI FlyCart30などの産業用ドローンの販売だけでなく、国家ライセンスを持つドローンスクールの運営や、ドローン空路整備サービス「S:ROAD」の開発・運用も展開しています。これにより、ドローン産業の社会実装が進められ、全国的な安全講習や災害対応体制の構築も目指されています。

まとめ



九州におけるこの防災訓練は、ドローン活用の新たな可能性を示すとともに、災害時の効率的な対応力を強化するための重要な取り組みです。今後もこのような活動を通じて、地域の絆を深め、災害への備えを強化していくことが求められます。


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会社情報

会社名
株式会社トルビズオン
住所
福岡県福岡市中央区天神1-1-1アクロス福岡 fabbit内
電話番号
070-8487-9227

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