ハラール対応のお土産が賑わう「全国観光物産見本市2020春」
2020年初頭、東京で開催される「全国観光物産見本市2020春」は、ハラール(ムスリム対応)やベジタリアン向けの商品を中心としたお土産の見本市が併催されます。このイベントは、観光物産総合研究所が主催し、ハラール市場への新しいアプローチを提案します。
イベントの概要と目的
本見本市は、2020年1月16日から17日まで、東京都台東区の「東京都立産業貿易センター」で開催され、観光物産品や地方特産品を製造、卸業する業者を主な対象としています。
主な目標は、国内外のムスリムやベジタリアンに向け、信頼性を持った商品を推奨することです。ハラール・ジャパン協会が推奨するマークを使用した商品の展示も行い、来場者には商品選定の参考としていただきます。
ハラールマークの導入
特に注目すべきは、ハラール・ジャパン協会が開発したハラール認証やピクトグラムに基づくマークです。これらは、一次原料の確認を基に、有用な指標を提供します。
- ノーポーク・ノーアルコール
- ノーミート・ノーアルコール
- ノーアニマル
これらのマークは、ハラル・ジャパン協会の一般会員には基本的に無料で使用が許可されています。また、非会員向けには低価格での提供も行います。
併催セミナーとコンサルティング
イベントでは、ハラールやベジタリアン商品の製造、販売に関するセミナーや個別相談も実施される予定です。今後、約100社の業者を対象に、お土産のコンサルティングを行う計画も進んでいます。
山形県との連携と今後の展望
これに加え、観光物産総合研究所は山形県とも連携を図ります。特に、NHKの朝ドラ「おしん」が人気のあるアジア諸国で放送されていることから、「おしんインバウンドツーリズム」も検討中です。外国人観光客の増加を狙い、ハラールに関心の高い国々の観光客をターゲットにしたいとの思惑があります。
イベント詳細情報
- - 名称: 全国観光物産見本市2020春
- - 会期: 2020年1月16日(木)〜17日(金)10:00〜17:00(17日は16:00まで)
- - 会場: 東京都台東区「東京都立産業貿易センター・台東館」
- - 出展対象: 観光物産品、地方特産品製造・卸業者など
- - 来場対象: 製造・卸・小売業者、宿泊施設、売店など多数
この見本市は、ハラール文化を背景にした新たなお土産マーケットを切り開く重要なステップとなりそうです。