アレルギーを抱える子どもを持つ親に贈る新たな指南書
2025年2月20日、静岡県沼津市の小さな出版社、ぬまづ書房から新刊「アトピー・ぜんそく・食物アレルギー マンガでわかる!子どもがアレルギーと言われたら読む本」が発売されます。この本は、アレルギーを持つ子どもを育てる親たちに寄り添う内容で、実際にアレルギーのお子さんを持つ著者・竹中恭子さんの体験をもとに、日々の生活に役立つ情報が提供されています。
アレルギー疾患の現状
近年、子どものアレルギー疾患は増加傾向にあります。厚生労働省の調査(2014年)によると、国民の3人に1人が何らかのアレルギーを抱えており、2023年には全国の公立学校に約52万7千人の児童生徒が食物アレルギーを持つことが報告されています。こうした状況の中で、親たちは日々の生活の中で様々な悩みを抱えています。
書籍の特徴
本書では、アトピーや食物アレルギーに関する具体的な生活の知恵やアドバイスが、53人の母親の体験談を通してマンガ形式で描かれています。毎日の食事や掃除、入浴、スキンケアなど、アレルギーを抱える子どもに向き合う上での具体的な情報が満載です。また、アレルギー治療に関する最新情報も専門医の監修のもとに紹介されています。
書籍の経緯
著者の竹中さんは、娘が生後1カ月からアレルギーに悩まされ、その苦労を日記としてまとめたことで作家デビューしました。出版後には多くの反響があり、相談を受ける中で「同じ状況の親たちに伝えたい」との思いから本書を執筆しました。
「母乳110番」という相談窓口でも、3000人以上の親の相談に対応し、リアルな体験談を集めています。これらの声をもとに、同じように悩む母親たちに寄り添う内容となっています。
本書の目次
本書は以下の章から構成されており、アレルギーの子どもを持つ親に役立つ情報が網羅されています。
1. えっ、うちの子がアレルギー!?
2. アレルギーっ子と親の心の成長
3. 難問!医者との付き合い方
4. 何を食べるか、食べないか?
5. スキンケアと入浴・掃除・洗濯のこと
6. 不安がいっぱい入園入学
7. 家族の理解とお付き合い対策
8. アレルギー生活Q&Aとみんなの体験談
書籍情報
- - 書名:アトピー・ぜんそく・食物アレルギー マンガでわかる!子どもがアレルギーと言われたら読む本
- - 著者:竹中恭子
- - 監修:下田康介(西鎌倉こどもクリニック)
- - 発売日:2025年2月20日
- - 発行:ぬまづ書房
- - 価格:1,500円(税別)
- - ISBN:978-4-911453-00-1
- - 販売先:全国の書店及びオンライン書店
アレルギーに苦しむ親たちにとって、この本は心の支えとなることでしょう。ぜひ手に取っていただき、共に悩みを乗り越えましょう。