Z世代のマイカー選び
2025-06-10 13:52:51

Z世代が初めてのマイカー選びで直面する不安と喜びとは

Z世代のはじめてのマイカー選びに関する調査について



近年、若者の自動車離れが騒がれているが、実際にはZ世代(18歳から25歳)にもマイカーを選ぶ際の関心や悩みが存在する。株式会社KINTOの調査によれば、都内の202人と地方在住の200人を対象にした調査で、多くのZ世代が初めてのマイカー選びに対して不安を抱えていることが明らかになった。

調査概要


調査は2025年5月8日から同年5月13日の期間に、都内と地方在住のZ世代の若者を対象にインターネットを通じて行われた。その結果、都内では67.7%、地方では55.0%の若者がマイカー選びに「不安や悩みがあった」と回答した。特に都内では「車両価格/サブスク・リース利用料が高い」といった初期費用に対する懸念が大きかった一方で、地方では「車検/メンテナンス代が高い」という中長期的なコストに対する不安が多く聞かれた。

車種選びの傾向


調査によると、都内在住の若者は「コンパクトカー」(28.8%)を最多としており、次に「セダン」(24.9%)や「SUV」(22.9%)が続いている。これに対し、地方在住者は「軽自動車」(56.5%)を選ぶ傾向が強く、地域ごとのニーズの違いが浮き彫りになった。この違いは、生活様式や交通事情によるもので、地方では軽自動車が手頃さや維持のしやすさから好まれていることが伺える。

新車と中古車の選択


「初めてのマイカーは新車か中古車か」という質問では、都内の72.1%が新車を選んだと答えたのに対し、地方では56.0%が新車を選ぶ結果となった。興味深いのは、地方の割合が東京よりも低いため、やはりコストを意識する傾向が見受けられる。そして、初めてマイカーを持つ理由として、都内では「通勤・通学のため」が最多(35.8%)であったのに対し、地方ではその割合が77.0%に達しており、やはり通勤や通学の利便性が重要視されている。

予想外の負担と満足度


マイカーを持つ中で「思っていたよりも負担を感じる」との声が多かった中で、最も高かったのが「ガソリン代」であり、都内は39.3%、地方では48.5%がこの項目を挙げている。さらには、自動車保険料や維持費などのコストが上位に来ており、マイカーを持つことで初期費用以外にも継続的な負担が生じることを実感しているようだ。

それでも、調査対象の8割以上が「マイカーを持って良かった」と感じており、クルマのある生活がもたらす喜びや利便性は高い評価を得ていることが読み取れる。特に、地方の若者にとっては、マイカーが生活必需品として認識されている様子が伺える。

次回のマイカー選び


今後のマイカー選びに関して、都内・地方の両方で「より手頃な価格」や「維持費がかからない車」を求める声が多く見られた。若者たちは、初めてのマイカー選びを経て、次に何を重視すべきかをより良く理解するようになっているようだ。

まとめ


Z世代のマイカー選びに関する調査結果は、都市部と地方での選択肢や価値観の違いを浮き彫りにした。満足度は高いものの、選ぶ際の不安や予想外の負担は依然として存在する。この状況を踏まえ、今後は若者のニーズに合った新たな商品やサービスが求められることになるだろう。今後のカーライフにおいて、Z世代の活躍を期待したい。


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会社情報

会社名
株式会社KINTO
住所
愛知県名古屋市中村区名駅四丁目8番18号名古屋三井ビルディング北館
電話番号

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