PASSTOで衣類回収
2024-09-12 19:42:53

薩摩川内市で始まる循環型社会を目指した衣類回収プロジェクト「PASSTO」

鹿児島県の薩摩川内市は、持続可能な社会を実現するために、株式会社ECOMMITと共に「PASSTO」という資源循環サービスを導入しました。この新しい取り組みの目的は、家庭で不要になった衣類を廃棄するのではなく、リユースやリサイクルへと導くことです。これにより、地域全体での廃棄物削減や環境負荷の軽減を目指しています。

ECOMMITは、本社を薩摩川内市に置く企業で、循環型社会の確立を目指し、不要品の回収と再流通に取り組んできました。今回の協力は、薩摩川内市の田中良二市長とECOMMITの川野輝之代表によって締結された「循環型社会の推進に関する連携協定」に基づいています。この協定によって、公共施設計7か所にPASSTOの不要品回収ボックスが設置され、市民が身近で気軽にリサイクルに参加できる環境が整備されました。

具体的には、9月12日から順次設置された回収ボックスでは、衣類を対象としています。市民は着なくなった衣服を、公共施設に設置されたボックスに投かんすることで、手軽に資源循環に貢献できます。回収された衣類はECOMMITによって選別され、リユースやリサイクルが実施されるため、不要品が無駄に廃棄されることはありません。このプロセスは、不要品が次の持ち主の手に渡ることから名付けられた「PASSTO」によって可能になります。

田中市長は、今回の協定が市内の環境保護に寄与することを強調し、薩摩川内市を「ゼロカーボンシティ」として二酸化炭素の排出量削減に取り組む姿勢を明言しました。この新しい試みが地域住民の意識を高め、持続可能な生活へと繋がることが期待されています。

一方、川野代表も、地元でのPASSTOの導入が自身の企業の成長とも深く結びついていることを述べ、運営を通じて地域の環境改善に寄与したいという思いを表明しました。また、回収対象には濡れたものや汚れたものは含まれないため、注意が必要です。

最終的には、ECOMMITは市民と共に、不要品の「捨てない社会」を実現するための活動を進め、地域環境の保護と暮らしやすさの向上を目指していくとのことです。これにより、薩摩川内市は、循環型社会の実現に向けた重要な一歩を踏み出すこととなりました。地域の皆様も、この新たな取り組みに参加し、共に資源循環に貢献する機会を得られるでしょう。

この取り組みは、地域住民にとっても利用しやすく、日常生活の一部として資源循環を意識するきっかけとなることが期待されています。今後のPASSTOの展開に注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社ECOMMIT
住所
鹿児島県薩摩川内市水引町2803
電話番号
0996-29-5188

関連リンク

サードペディア百科事典: 鹿児島県 PASSTO ECOMMIT 薩摩川内市

Wiki3: 鹿児島県 PASSTO ECOMMIT 薩摩川内市

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。