岡山大学橋渡し研究支援拠点、外部評価委員会を開催:地域社会への貢献を目指す革新的研究
岡山大学は2024年11月8日、橋渡し研究支援拠点の外部評価委員会を、鹿田キャンパスにてハイブリッド形式で開催しました。
この委員会は、文部科学大臣より橋渡し研究支援機関として認定された同拠点の事業運営状況を評価・助言するため、各界の外部有識者によって構成されています。
委員会には、岡山大学病院長の前田嘉信氏、橋渡し研究支援拠点長の渡部昌実氏、同拠点統括の菊池崇氏らが出席。渡部拠点長による開会挨拶、菊池拠点統括によるプレゼンテーションの後、活発な意見交換が行われました。
外部評価委員からは、拠点収入やシーズ育成の状況、異分野融合や産学連携の必要性、人材育成の取り組み状況など多角的な視点からの質問や意見が提示されました。
特に、中国・四国地区におけるネットワーク機能やこれまでの取り組みについては高い評価が得られ、今後の更なる発展への期待が表明されました。
前田病院長は閉会挨拶で、外部評価委員からの貴重な意見を今後の拠点運営に活かしていくことを表明。さらに、文部科学省の『地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)』採択についても触れ、同事業においても橋渡し研究のノウハウを生かし、イノベーション創出によるWell-being社会の実現を目指していくと述べました。
岡山大学橋渡し研究支援拠点は、今回の評価委員会での助言を踏まえ、大学等の優れた基礎研究成果を革新的な医薬品・医療機器等として国民に提供するため、活動を更に強化していくとしています。
外部評価委員
外部評価委員には、各分野の第一人者である専門家が名を連ねています。(敬称略、委員は五十音順)
池田浩治(東北大学病院臨床研究推進センター特任教授)
梅木和宣(岡山県保健医療部部長)
香美祥二(徳島大学病院病院長)※欠席
梶谷俊介(一般社団法人岡山経済同友会代表幹事)
* 山崎力(国際医療福祉大学教授)
今後の展望
岡山大学は、J-PEAKS事業採択による支援も活用し、橋渡し研究の更なる発展、そして地域社会への貢献を目指しています。革新的な研究開発を通じて、Well-being社会の実現に貢献していくという強い意志が感じられました。
本学の取り組みは、地域社会のみならず、日本全体の医療技術発展に大きく貢献する可能性を秘めています。今後の展開に注目が集まります。