住商情報システム株式会社、アイシロンのクラスタ ストレージ製品販売開始
住商情報システム株式会社(以下、SCS)は、アイシロン・システムズ株式会社(以下、アイシロン)の「Isilon IQクラスタ ストレージ」の販売を、2009年3月26日より開始することを発表しました。この新製品は、急増するファイルベースデータの管理に最適化されており、多くの企業が求めるデータの長期保存ニーズにも応えるものです。
1. 契約締結の背景
ストレージ市場が拡大している中、SCSはクラスタ ストレージのNAS製品を取り扱うことで、エンタープライズ分野におけるファイルサーバの統合や大規模データセンターなど、ミッションクリティカルな領域で強化を図ることにしました。これを実現するために、業界最高水準の性能を誇るアイシロンとの販売代理店契約を締結しました。アイシロンは、SCSへの販売支援及び技術支援を行います。
2. Isilon IQクラスタストレージの特徴
アイシロンのIsilon IQクラスタストレージは、以下のような特徴を持っています:
- - 複雑な設計が不要:RAIDが必要ないため、ストレージの導入や管理が簡素化され、コスト削減が実現されます。
- - 優れたデータ再構築能力:独自のバーチャルホットスペア技術により、業務へ影響を与えることなくデータの再構築が可能です。
- - 大容量の拡張性:単一ファイルシステムで最大3,450テラバイトまで拡張できるため、スケーラビリティにも優れています。
- - 迅速なパフォーマンス向上:オンラインのまま60秒で容量とパフォーマンスの拡張が可能で、ノードを追加することで性能が向上し、最大30ギガバイト/秒のスループットを実現します。
- - 高い耐障害性:四重NASヘッド障害や四重ディスク障害からデータを保護する業界初のクワッドパリティに対応しています。
3. ターゲット領域
この製品の販売展開は、以下の業種を中心とします:
- - 大量のコンテンツ配信を行うサービス業
- - サービス停止による事業損害の大きい企業
- - シミュレーションデータや解析データの管理が必要な製造業
さらに、アウトソーシング・サービスやASPサービスを支えるデータセンター事業にも「Isilon IQ クラスタストレージ」を追加し、強化を図ります。
アイシロンの瀧口代表取締役は、今回の販売提携について「SCSとのパートナーシップを通じて、あらゆるファイルベースデータの管理・保存に関する課題に対して、アイシロンのソリューションが大いに貢献できると期待しています」と述べています。
住商情報システムとアイシロンの理念
SCSは1969年の設立以来、各産業界における豊富な実績とノウハウを活かして日本国内外のお客様に総合的なソリューションを提供してきました。一方、アイシロンは優れたクラスタストレージシステムを提供することで、データ管理におけるリーダーとしての地位を築いています。この協力により、両社はさらに多くの企業のニーズに応え、ビジネスの発展をサポートすることができます。
詳しい情報は、各社の公式ウェブサイトをご覧ください。