大学生と企業が共創する健康社会を目指す「ウェルボディ学生コンテスト」開催

目指せ！自分らしい健康な身体を選択できる社会

2024年3月に設立された「マイウェルボディ協議会」では、若年女性の5人に1人が健康リスクを抱えるという日本社会の現状を踏まえ、大学生と企業が共に考える「ウェルボディを叶えるアイディア学生コンテスト」が開催されます。この取り組みは、次世代を担う学生がアイディアを考え、社会全体で健康のあり方を見つめ直すことを目的としています。

コンテストの概要

本コンテストは、計5日間にわたり行われ、参加する大学生・大学院生は様々な企業と交流しながら、健康とウェルボディに関する講義を受けたり、アイディア出しのワークショップに参加する機会を得ます。最終日には、具体的な商品やサービスに関するプレゼンテーションが行われ、企業担当者からの講評が受けられます。このような取り組みを通じて、ヘルスリテラシーの向上にも寄与することが期待されています。

参加企業と課題

コンテストには企業も多数参画し、各社から様々な課題が提示されます。例えば、花王株式会社からは「女性の存在意義とモチベーションを高めるプロダクトのアイディア」が求められ、また、日本航空株式会社では「女性社員が生き生きと活躍するための職場環境や地域とのつながりの支援策」が考えられます。これにより、学生は具体的な社会課題を解決するためのクリエイティブな発想を鋭めることができます。

社会的背景と目的

「マイウェルボディ協議会」は、1人ひとりが自分らしく、心地よく生きられる社会の実現に向けた5つのアクションを定義しています。その中でも本コンテストは「考えよう」の姿勢を促すものとして位置づけられ、若年層である学生と企業が協働して課題解決に取り組む「共創型プログラム」となっています。実際、私たちが抱える健康やウェルビーイングに対する偏見や誤解を解消するためには、次世代を担う若者たちの意識改革が重要であると考えています。

健康とウェルビーイングの重要性

現代社会では、SNSなどを通じて流れる健康情報が影響を与え、特に若年層では「痩せたい」という社会的圧力が強調されています。しかし、これが身体的、精神的健康に悪影響を及ぼしていることは無視できません。実際、20代女性の痩せすぎが問題視されており、社会全体で健康リテラシーを高めていく必要があります。このような背景から、「ウェルボディを叶えるアイディア学生コンテスト」は生涯にわたって健康的な選択ができる社会の実現を目指しています。

未来に向けて

本コンテストを通じて、参加する学生たちがどのような新しいアイディアを生み出すのか、また企業と学生の創造的な対話をどのように進めていくのか、その過程が注目されます。健康な身体づくりは個々の努力だけでなく、社会全体で支え合うことが不可欠です。このコンテストがそのきっかけとなることを期待しています。全ての女性が自分らしく生活するために、ウェルボディを育む社会の実現へ、一歩この番組が寄与できることを願っています。