MIXIとログラス、AIを駆使した経営管理の変革を目指し共同プロジェクト開始
株式会社MIXI(東京都渋谷区)と株式会社ログラス(東京都港区)は、AI技術を活用して経営管理業務の高度化を図る共同プロジェクトを発表しました。この取り組みは、特に財務領域におけるFP&A(Financial Planning & Analysis)分野をターゲットとし、生成AIを用いた革新的な経営モデルの構築を目指しています。
プロジェクトの背景
生成AIが急速に普及する中で、企業経営には単にデータを集計・報告するだけでなく、未来を見据えた予測と提案を行う「戦略的経営管理」への進化が求められています。しかし、多くの企業はデータの収集や整理、報告に膨大なリソースを割いており、本来注力すべき分析や提言に十分な時間を費やせていないのが現状です。
MIXIは、100を超えるプロジェクトの予算管理を目的に、2023年からクラウド経営管理システム「Loglass」を全社で導入し、データの一元化を進めています。また、業務の効率化と高度化を両立させるため、経営管理部門でのAI活用が企業価値の向上にも寄与すると考え、本格的に強化しています。
一方、ログラスは「Loglass」シリーズを通じて多くの企業に対して経営データの収集・分析・一元管理を実現し、企業の経営を支援してきました。2025年9月にはAIエージェントを活用した迅速かつ戦略的な意思決定を支援する「Loglass AI Agents」構想を発表する予定であり、今後の展開に注目が集まります。
プロジェクトの概要
本プロジェクトにおいて、MIXIとログラスは以下の取り組みをともに進めます。
1.
AIレポートビルダー:月次会議資料や取締役会報告書の作成をAIで自動化。実績データの集計に加え、発生した事象を考慮した業績分析や定性コメントの生成により、業務の効率化と意思決定の加速を図ります。
2.
FP&A AIエージェント:FP&A業務にAIエージェントを統合し、分析・予測をリアルタイム化。マルチシナリオ提示や共通言語化を通じて、意思決定を支える「問い」を抽出し、経営層と事業部の対話を促し、FP&A部門の戦略的業務を支援します。
代表者のコメント
MIXIの取締役でCFOの島村恒平は、「AIの共創はCFO組織にとって変革期であり、最大のチャンスでもあります。AIが面倒なデータ処理から解放し、私たちは未来を見据えた戦略的な問いを立て続けることに集中できるようになるでしょう。このプロジェクトはMIXIの意思決定プロセスを根本から刷新する挑戦です」と述べています。
また、ログラスの共同創業者で執行役員の坂本龍太は、「生成AIの発展は経営における情報の価値を変え、データの一元化を通じて創造的な意思決定を可能にします。本プロジェクトを通じて、AIを経営判断の加速に役立てていきたいと考えています」と語ります。
今後の展望
両社は、今後もAIを駆使した経営管理のさらなる高度化に取り組んでいく予定です。AIによるデータの統合やシナリオ分析を基盤にし、迅速な意思決定ができる経営環境の実現を目指します。また、得られた知見をもとに他企業への展開や、新たなAIソリューションの共創も視野に入れています。
この共同プロジェクトによって、企業経営における意思決定の質とスピードが革新的に向上することが期待されています。