学生の才能を発揮!カプコンのゲーム制作コンペティション
株式会社カプコンが主催する、学生向けゲーム制作コンペティション「CAPCOM GAMES COMPETITION」の受賞作品が決まり、11月29日(土)に授賞式が行われました。このコンペティションは、次世代のゲームクリエイター育成を目指しており、93チームから選ばれた15チームが参加し、約半年間の制作活動を経て素晴らしい作品を発表しました。
参加者は、プログラミング、グラフィック、サウンド設計といった各分野に分かれ、チームとしてゲームを開発しました。カプコンは、参加学生に対して自社が開発したゲームエンジン「RE ENGINE」の使い方を指導するなど、実践的なスキルの習得をサポートしました。このエンジンは、フォトリアルなグラフィック表現を実現し、ゲーム制作を円滑に進めるための技術基盤を提供しています。
審査基準は、オリジナル性や操作性、完成度、創意工夫の4点で、最優秀賞をはじめとする全7つの賞が決定されました。その結果、直感的なゲームプレイを備え、視覚や音響、演出での完成度が高く評価された作品『octΩpus』が最優秀賞を獲得しました。チーム名は「Critical Path」で、HAL大阪の学生が中心となって制作したものです。
受賞作品一覧
- - 最優秀賞: 『octΩpus』 / Critical Path / HAL大阪
- - 優秀賞: 『Turret Valet』 / Neighbor / アミューズメントメディア総合学院
- - 特別賞: 『FLUENT』 / チーム北海道 / 北海道大学工学院
- - 特別賞: 『ATEA: THE LOST SEEKER』 / DiBi / HAL東京
- - AWS賞: 『octΩpus』 / Critical Path / HAL大阪
- - Autodesk賞: 『Turret Valet』 / Neighbor / アミューズメントメディア総合学院
- - インテル賞: 『BREAK RUNE』 / RE RAMEN / 日本工学院専門学校蒲田校
- - タートル・ビーチ賞: 『octΩpus』 / Critical Path / HAL大阪
各賞には、参加企業から選ばれた特別な賞もあり、受賞作品はその実力を証明しました。最優秀賞を受賞したCritical Pathの代表、井岡真浩さんは、メンバーの尽力に感謝の意を示しつつ、「RE ENGINE」の驚異的な性能についても言及しました。彼は、今回の経験を活かして今後もユーザーの期待に応えるゲームを作り続けたいと語りました。
また、カプコンの代表取締役社長、辻本春弘さんもコメントを発表。半年間の努力の結晶として集まった素晴らしい作品に対し、次世代の才能が育まれていることを強く感じられる大会だったと述べ、学生たちにチームワークやプロ意識が将来の大きな糧となることを願いました。
まとめとカプコンの今後
カプコンは、今後もゲーム開発を学ぶための安全な環境を提供し、教育機関と連携しながら素晴らしい人材を育成することを目指します。ゲーム業界の未来を担う若者たちの期待に応え、社会から信頼される企業市民としてCSR活動にも積極的に貢献していきます。
このコンペティションに関する詳細は、
CAPCOM GAMES COMPETITIONの公式サイトをご覧ください。