シーラソーラーが特養の省エネ化を実現!
株式会社シーラテクノロジーズの子会社、シーラソーラーが特別養護老人ホームの省エネ改修を実施しました。この取り組みは、国の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」を活用したもので、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、既存の施設の省エネ化を推進するものです。
改修の概要
改修対象となったのは、徳島県三好市に位置する特別養護老人ホーム「永楽荘」。この施設では、高効率空調機器とLED照明器具の導入を行い、CO2排出削減を目指しました。具体的には、施設内の空調設備を最新の高効率機器に更新し、経年劣化した蛍光灯をLEDに替えることで、消費電力を大幅に削減することが期待されています。
省エネ改修の具体的な取り組み
1. 高効率空調機器への更新
既存の老朽化した空調設備が最新の高効率冷暖房機器に置き換えられ、全体のエネルギー使用効率が大きく向上しました。この改修により、施設利用者の快適性も大幅に改善され、運転効率も高まっています。また、既存の配管や配線を再利用することで、コストを抑える工夫もされています。
2. LED照明への切り替え
過去に取り付けられていた蛍光灯はすべてLED照明に変更され、これにより消費電力量が大幅に削減され、施設内の明るさも均一化されました。この結果、利用者により快適な環境が提供されるようになりました。
3. エネルギー管理システムの導入
新たに導入されたエネルギー管理システムにより、空調機器やLED照明の運転状況を一元管理。各室外機および室内機には電力量測定器が設置され、エネルギー消費の状況を正確に把握することができるようになりました。この可視化により、施設の省エネ意識を向上させ、さらなる省エネ対策を進める基盤が整いました。
4. 安全かつ円滑な施工計画
改修工事は運営を続けながら行われ、入居者の生活や安全に最大限配慮した施工計画が策定されました。施設職員との密な連携を図り、突然の事態にも迅速に対応できる体制を整えました。
省エネ効果と地域社会への貢献
この改修工事の結果、年間で約178,109kWhの商用電力の削減が見込まれ、CO2排出量は103,125kgの削減が期待されています。この削減率は26.54%に達し、電気料金も年間約410万円(税込)削減できる見込みです。これにより、シーラソーラーは環境負荷の軽減だけでなく、地域社会への貢献にも寄与しています。
会社概要
株式会社シーラソーラー
- - 本社: 愛知県名古屋市
- - 代表者: 淵脇健嗣
- - 創業: 2013年
株式会社シーラテクノロジーズ
- - 本社: 東京都渋谷区
- - 代表者: 杉本宏之、湯藤善行
- - 創業: 2010年