地域おこしを目指す新たな挑戦
高知県日高村の一般社団法人nossonが、都会で生活する人々のストレスを軽減するために開発した特産品「トマトと豆のゼリー」が、「地域おこし協力隊クラウドファンディングアワード2024」にノミネートされました。このプロジェクトは、日高村が誇るフルーツトマトと、地域の高齢者と障がい者と共に復活栽培した「土佐八升豆」を使用しています。
プロジェクトの背景
日高村では、国立大学法人高知大学との包括連携協定を活かしながら、2021年から「いきいきソーシャルアクションプロジェクト」が開始されました。このプロジェクトの発端は、ストレスフルな都会で働く人々を食でサポートしたいという思いから。主にフルーツトマトと八升豆を活用し、地域活性化にも寄与することを目指しています。
プロジェクトはクラウドファンディングを通じて、ゼリーの原材料の一つである土佐八升豆の乾燥を行うためのビニールハウスと脱穀機の購入資金を集めました。開始からわずか2日で目標金額が達成され、最終的には目標の212%に達するほどの支援を受けています。
賞の行方
「地域おこし協力隊クラウドファンディングアワード2024」では、ノミネートされたプロジェクトの中から一般投票および審査員の評価を通じて受賞プロジェクトが決定されます。投票は2025年3月1日から始まり、結果発表は同年の4月末頃となります。多くの方々からのご支援をいただけたらと、nossonでは感謝の気持ちを伝えています。
トマトと豆のゼリーとは?
このゼリーは、日高村のフルーツトマトと、江戸時代から復活栽培されている土佐八升豆を主な材料にしています。フルーツトマトは、通常の大玉トマトに比べて約2倍のGABAを含んでおり、ストレス軽減に寄与する成分が豊富です。八升豆には、心の健康に寄与する芳香族アミノ酸などの栄養素が含まれており、地域の高齢者や障がい者と協力しながら栽培されています。
このゼリーは、都会で働く方々にとっての栄養補給手段として開発されたものであり、日高村の奇跡の清流と呼ばれる仁淀川の恵みも詰まった商品です。ストレス社会の中で、仕事に打ち込む方々をいやすお守りとしての存在を目指しています。
nossonの取り組み
一般社団法人nossonは、地域創生に向けたさまざまな取り組みを行っています。関係人口を増やし、地域を活性化するための戦略を立て、多くの人々が協力し合う環境を作り上げています。このプロジェクトを通じて、地域の魅力を再発見し、それを広く発信することに努めています。
詳しい情報やプロジェクトへの参加希望の方は、公式ウェブサイトやクラウドファンディングページをご覧ください。地域にとって新たな魅力を生み出すこのプロジェクトが、日高村から全国へとその風を吹かせることを期待しています。