2時間で学ぶ!人材育成インターンシップの体験レポート
2月1日、株式会社Trustyyleが運営する「人事図書館」において、「2時間で研修企画を体験できる人材育成インターンシップ」が開催されました。人事関連職の方々が集まり、研修設計の基本を学ぶ貴重な機会となりました。
イベントの概要
イベントは午後3時から始まり、2時間で完結する内容でした。多くの参加者が「未経験ながら教育施策を任されそう」との理由で参加し、研修の外部設計と内部設計について学びました。ナビゲーターには、フューチャー株式会社の赤坂優太氏と、一般社団法人経営学習研究所(MALL)代表の稲熊圭太氏が登壇。彼らは研修設計のフレームワークを提示し、参加者がスムーズに理解できるように進行しました。
外部設計の重要性
イベントでは、研修設計を始めるにあたり、外部設計の重要性が強調されました。参加者は「研修は問題解決の手段であるべき」との考え方を学び、具体的な成果や行動を意識した目標設定がなぜ必要かが説明されました。前半では、研修の目的と目標を分けて考えることで、企業の課題に対して適切な研修がどのように設計されるべきかを探求しました。
グループワークでの実践
続いて、参加者はグループに分かれ、実際に研修プログラムのタイムラインを作成するワークショップが行われました。このグループワークでは、対象者の選定からスタートし、研修ゴールの設定や期待される行動変容について議論が交わされます。若手を対象とした場合とベテランを対象とした場合の違いや、どのように行動変容を促進するかを意識しながら、それぞれのグループで思考を深めていきました。
参加者の感想
イベント後、参加者からは「思った以上に短い時間で多くのことを学べた」という声や、「内部設計と外部設計を意識することの重要性に気づけた」との感想が寄せられました。また、「社内の評価制度が研修に与える影響を知り、考えさせられた」との意見もあり、多様な視点から研修設計を考える重要性が実感されました。
研修ナビゲーターのプロフィール
研修をリードした赤坂優太氏は、フューチャー株式会社で10年間活動を続けるITコンサルタントで、人材育成や組織開発に精通しています。彼はこれまで多くの新人研修を指導してきた経験を持ち、現在はグループ内の育成担当者をサポートしています。
一方、稲熊圭太氏は人材育成や採用業務に17年間従事しており、自身のパーソナルミッションとして「共に成長できる場を提供すること」を掲げています。彼も国家資格キャリアコンサルタントとしての知識を活かしながら、ワークショップ等を通じて大人の学びを提供しています。
人事図書館とは
このイベントが開催された人事図書館は、2024年4月に東京人形町にオープンしたコワーキングスペースで、人事関連職が集まるコミュニティです。2000冊以上の専門書籍が揃い、500名以上の会員が在籍しています。「仲間と学びで、未来を拓く」をテーマに、人材育成に関する多様なプログラムが提供されています。
今後も人事図書館を通じて多くの人が成長し、学びの場を広げていくことが期待されます。